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ベトナム株 資産運用

ベトナム株の状況(5/27 VN指数に調整終了の兆し?)

こんにちは、エムケーワイです。

この週末は気温が一気に上昇し、昼間の屋外は真夏を思わせる暑さでした。夕方に散歩しているのですが、ここ数日で明らかに日焼けしてしまいました^_^; 我が家の愛犬は早くも暑さでへたっていますが、人間もこう急激に気温が変化すると体がついて行けないので、こまめに水分を補給するなど、体調を崩さないように注意しましょう!

では、ビナミルク株価の報告です。

1. 5月27日の終値

ビナミルク株価の今週末終値は73,000VNDで、先週末終値から4,900VND上昇しました。これで2週連続上昇ですが、これはなんと今年初の出来事です! また、4,900VNDも上昇したのは、4月1日の6,500VND上昇以来です。

週間の動きとしては、月曜日は先週末続落で終わった流れを変えることができず、大きく下落して終値は66,000VND台前半となりました。しかし、火曜日に月曜日の下落分を取り戻すと、水曜日は更に大きく上昇して、終値は72,000VNDに迫りました。木曜日は若干反落しましたが、金曜日は再び上昇に転じて73,000VND台に乗せると、終値もなんとか73,000VNDを維持しました。

今週の動きはVN指数の動きにほぼ追従する形となりました。実際にはVN指数は火曜日から金曜日まで4連騰だったので、木曜日に下落したことは残念だったのですが、先週末終値からの上昇率ではVN指数を大きく上回りました。先週の業績予想の下方修正で悪材料出尽くしになったのであれば良いのですが、前回の大幅上昇の後は6週連続下落となり、購入以来最安値更新に至ったので、今回も安心はできません。とりあえず来週の動きを注意深く見守りたいと思います。

約定日(2020年8月19日)から5月27日までの株価とVND評価額の推移をグラフにすると下図のようになります。株価は左目盛、VND評価額は右目盛です。2020年9月25日までの株価は、無償割り当てによる調整はしていません。

ビナミルク株価、VND評価額の週末終値は今年初めて2週連続で上昇しました。先週2022年業績予想の下方修正があり、今週は厳しい展開になると思っていましたが、予想に反して上昇し、更に今週の上昇幅は先週を上回りました。まだ4月1日終値からの下落幅に対しては半分も戻していませんが、そろそろ悪材料出尽くしで下げ止まってもいい頃かと思われます。これがぬか喜びにならなければ良いのですが…

日経平均、NYダウ、VN指数を含めた動きは下図のようになりました。

日経平均の週末終値は26,781.68円で、先週末終値からは42.65円上昇しました。上昇幅はわずかでしたが、これで2週連続上昇で、2020年10月23日終値に対するパフォーマンスは113.88%になりました。週間の動きとしては、月曜日は先週金曜日に政府が新型コロナウイルスの水際対策を6月にも緩和すると発表したことを受けて上昇し、終値を27,000円の大台に乗せました。しかし、アメリカ時間の月曜日に業績を下方修正したスナップが時間外取引で大幅に下落すると、火曜日は27,000円を割り込み、先週末終値付近まで下落しました。水曜日、木曜日も続落し、木曜日終値は26,604円と、26,600円を割り込みそうになりました。金曜日は反発して上記の終値となりましたが、ローソク足は陰線を描き、27,000円台を回復することができませんでした。今週はNYダウが大きく反発したのですが、日経平均はそれに追従することができず、27,000円にトライしては跳ね返される動きになりました。とりあえず2週連続上昇となったものの、2022年に入ってから週末終値が3週連続で上昇したことがないので、来週3週連続上昇で27,000円を突破することができるか注目したいと思います。

NYダウの週末終値は33,212.96ドルで、先週末終値から1,951.06ドル上昇しました。実に9週間ぶりの上昇で、一気に33,000ドル台を回復しました。週末終値が33,000ドル台になったのは4月22日以来5週間ぶりです。2022年に入ってからNYダウの週末終値が前週末終値から600ドル以上下落した週が7週もありましたが、逆に1,800ドルを超えて上昇した週も、今週を含めて2週あり、ジェットコースターのような動きになっています。今週は前述の通りスナップの業績下方修正がありましたが、NYダウは5日続伸となりました。これはアメリカ時間の金曜日に発表された4月の個人消費支出の物価指数上昇率が前月の上昇率を下回るなど、インフレへの過度な警戒感が和らいだことが要因ということですが、今後もインフレへの警戒感が強まると下落し、和らぐと上昇するという動きを繰り返すことになると思われます。2020年10月23日終値に対するパフォーマンスは117.21%になりました。

VN指数の週末終値は1,285.45ポイントでした。先週末終値からは44.74ポイント上昇しました。これで2週連続上昇で、2020年10月23日終値に対するパフォーマンスも133.73%になり、再び130%を突破しました。週間の動きとしては、月曜日は先週末終値から22ポイント近く下落し、再び下落サイクル突入かと思わせましたが、火曜日は大型株を中心に安値を拾う買いが入り1,233ポイント台を回復しました。水曜日は更に上昇幅を広げ、火曜日終値比で2.84%上昇しました。木曜日はほぼ横ばいながら3連騰を記録すると、金曜日は木曜日終値から17ポイント近く上昇して、終値を1,285ポイント台に乗せました。まだ急落前の5月6日終値までは回復していませんが、2週連続で上昇したことで、VN指数の調整は終わったのでしょうか? 来週の動きに注目です。

ビナミルク株価の2020年10月23日終値に対するパフォーマンスは66.36%となりました。

2. 手数料込での損益

次に手数料込での損益を見てみます。

「ベトナム株を買ってみた!」で記載した通り、ビナミルク(VNM)株購入の際には税込みで1,320,000VNDの手数料がかかっています。

5月27日終値で手数料込みの損益を計算すると下表のようになります。

VND評価額は43,800,000VND、VND損益は-15,520,000VNDでした。先週末終値からは2,940,000VND増加しました。

円換算評価額は242,214円、円換算損益は-31,286円でした。先週末終値からは19,118円増加しました。

来週はVND損失は-15,000,000VNDを、円換算損失は-30,000円を下回って欲しいものです。

損益率はVNDでは26.2%のマイナス、円換算では11.4%のマイナスとなりました。

3. まとめ

ビナミルク株価の今週末終値は73,000VNDで、先週末終値から4,900VND上昇しました。今年初の2週連続上昇です。先週末終値からの上昇率ではVN指数を上回ったので、先週の業績予想の下方修正で、悪材料出尽くしになったことを期待したいです。

日経平均は今週もわずかに上昇し、これで2週連続上昇となりました。しかし、27,000円にトライしては跳ね返され、結局週末終値も27,000円には届きませんでした。来週は2022年初の3週連続上昇で、27,000円台を奪回することができるでしょうか?

NYダウは今週5連騰し、週末終値は先週末終値から1,900ドル以上上昇して33,000ドル台を回復しました。実に9週間ぶりの上昇です。先週は世界恐慌の1932年以来90年ぶりの8週連続下落を記録した上、明るい材料も見当たらなかったので、9週連続下落の可能性が高いと思っていましたが、予想外の大反発でした。しかし、今後もインフレに対する警戒感の和らぎや高まりによって大きく上下する展開が続きそうです。

VN指数の週末終値も今週は大きく上昇し、1,285ポイント台に乗せました。月曜日に下落して以降は4日続騰となったので、ようやくVN指数の調整の終了が見えて来たのかもしれません。このまま再び上昇気流に乗って行けるか、来週の動きに注目したいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。