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ベトナム株 資産運用

ベトナム株の状況(5/20 NYダウは世界恐慌以来の8週連続下落!!)

こんにちは、エムケーワイです。

2月に10日間ほど入院して、退院後運動不足解消のために1日5,000歩を目標に歩くようにしているのですが、ただ歩くだけでは面白くないので、歩いてポイントを稼ぐことができるスマホのアプリを活用することにしました。本当はSTEPNにトライしてみたかったのですが、海外の暗号資産取引所に口座を開設する必要があったり、そもそも靴(実際の靴ではありません、念のため^_^;)の価格が高くてなかなか元を取れそうになかったりするので断念しました。で、それなりに調査して「トリマ」というアプリを使ってみることにしました。このアプリは歩くだけでなく、車や電車による移動でもマイルを稼ぐことができ、たまったマイルはAmazonギフト券、nanacoポイント、Tポイント、WAONポイント、dポイント、Pontaポイント、楽天ポイント、iTunesギフトコード、Google Playギフトコードなどに交換できます。銀行振り込みも選択できるようです。交換レートは10,000マイルで100円ですが、最低30,000マイル必要です。マイルは500歩で15マイル獲得できますが、広告動画を観ると60+αマイルに増えます。正直言ってそう簡単には稼がせてくれませんが、他のアプリでも似たようなものだと思います。今週インストールしたばかりで、まだ10,000マイルを超えたところですが、ビナミルク株への投資と同様、気長に継続していきたいと考えています。

では、ビナミルク株価の報告です。

1. 5月20日の終値

ビナミルク株価の今週末終値は68,100VNDで、先週末終値から2,000VND上昇しました。7週連続下落は免れましたが、70,000VND奪還はなりませんでした。

週間の動きとしては、月曜日は先週の悪い流れを変えられず4営業日続落となって、終値は66,000VNDを割り込みました。火曜日はVN指数が大きく反発した流れに乗って70,000VNDを回復し、水曜日もわずかながら上昇しました。しかし、木曜日に下落に転じると、金曜日も続落して70,000VND台を維持することができませんでした。

週末終値が7週間ぶりに上昇したことは良かったのですが、SBI証券のサイトで更新された2022年の業績予想で、売上高が前回予想から減少し、経常利益、当期純利益は増益から一転減益に変わっていました。火曜日、水曜日と上昇した後VN指数が水曜日終値近辺で推移していたのに対し、ビナミルク株価が明確な下落に転じたのは、この業績予想の下方修正が原因だったのかもしれません。今後も厳しい状況が続きそうです( ;∀;)

約定日(2020年8月19日)から5月20日までの株価とVND評価額の推移をグラフにすると下図のようになります。株価は左目盛、VND評価額は右目盛です。2020年9月25日までの株価は、無償割り当てによる調整はしていません。

ビナミルク株価、VND評価額の週末終値は7週間ぶり反発しましたが、4月1日以降の大きな下落幅に比べると焼け石に水ですね。これをきっかけに上昇気流に乗って欲しいところですが、グラフを見ると多少反発してもその後それ以上の下落に見舞われることが多いので、正直期待はできません。また、上述した通り、2022年の業績予想も下方修正されたので、更に期待薄になってしまいました( ;∀;)

日経平均、NYダウ、VN指数を含めた動きは下図のようになりました。

日経平均の週末終値は26,739.03円で、先週末終値からは311.38円上昇しました。2020年10月23日終値に対するパフォーマンスは113.70%になりました。週間の動きとしては、月曜日は先週金曜日にNYダウが460ドルを超えて上昇した流れを受け、先週末終値から120円近く上昇しました。その後も堅調な展開となり、水曜日には一時27,000円台を回復しました(終値は26,911.20円)。しかし、水曜日のNYダウが前日比で1,000ドルを超えて急落すると、木曜日は日経平均も前日比500円を超える下落となり、終値は26,402.84円となりました。その後NYダウは続落となりましたが、日経平均は意外と底堅く、金曜日は前日比で336円上昇して終わりました。日経平均の週末終値は直近1ヶ月の間下落と上昇を交互に繰り返しており、アメリカの利上げや金融引き締めを警戒しながらも、NYダウのように連続下落には至っていません。ただ、下落と上昇を繰り返しながら徐々に値を下げてきているので、決して楽観できる状況ではないと考えます。

NYダウの週末終値は31,261.90ドルで、先週末終値から934.76ドル下落しました。今週も大幅下落で、これで遂に8週連続下落となりましたが、これは何と世界恐慌の1932年以来90年ぶりということです! 週間の動きとしては、先週金曜日に反発した流れを引き継ぎ、月曜日、火曜日と続騰しました(火曜日終値は32,654.59ドル)。しかし、ウォルマートやターゲットといった小売企業の決算が予想外に悪かったことで、水曜日は前日比で1,100ドル以上急落し、終値は31,500ドルを割り込んでしまいました。前日比で1,000ドル以上の下落が月に2回も起こるとは… 木曜日も更に下落し、金曜日こそ前日比で8.77ドル上昇して終わりましたが、一時は木曜日終値から600ドル以上下落して31,000ドルを大きく割り込むなど、上昇して終わったことで安心できる状況ではありません。このままアメリカがリセッション入りしてしまうと、NYダウの下落が長期化し、日経平均もその影響で大きく下落してしまうことが危惧されますが、現状好材料が見当たらず、可能性は決して低くないと思われます。

VN指数の週末終値は1,240.71ポイントでした。先週末終値からは57.94ポイント上昇し、先週割り込んだ1,200ポイントを1週間で奪回しました。また、週末終値の連続下落も6週でストップし、2020年10月23日終値に対するパフォーマンスも129.07%と、再び130%に迫ってきました。週間の動きとしては、月曜日は先週末終値から11ポイント近く下落しましたが、火曜日は前述の通り大幅に反発し、終値は1,230ポイントに迫りました。水曜日も続騰して1,240ポイント台に乗せると、以降はほぼ変動せず、1,240ポイント台をなんとか維持しました。下落は一服したものの、上昇幅は先週の下落幅の半分にも満たず、出来高も少なくなっているようなので、不安を払しょくするには至っていません。来週はどのような動きを見せるでしょうか?

ビナミルク株価の2020年10月23日終値に対するパフォーマンスは61.91%となりました。

2. 手数料込での損益

次に手数料込での損益を見てみます。

「ベトナム株を買ってみた!」で記載した通り、ビナミルク(VNM)株購入の際には税込みで1,320,000VNDの手数料がかかっています。

5月20日終値で手数料込みの損益を計算すると下表のようになります。

VND評価額は40,860,000VND、VND損益は-18,460,000VNDでした。先週末終値からは1,200,000VND増加し、恐れていた損失20,000,000VND突破は避けられましたが、まだまだ危険水域にあることは変わりありません。

円換算評価額は223,096円、円換算損益は-50,404円で、先週末終値から4,569円増加しました。できれば円換算損失50,000円を割り込んで欲しかったのですが、それはなりませんでした。

損益率はVNDでは31.1%のマイナス、円換算では18.4%のマイナスとなりました。円換算損益率はなんとか-20%を下回りました。

3. まとめ

ビナミルク株価の今週末終値は68,100VNDで、先週末終値から2,000VND上昇しました。7週間ぶりの上昇で、3週連続での購入以来最安値更新を免れました。しかし、2022年の業績予想が下方修正されたので、今後も厳しい状況が続きそうです。

日経平均は今週底堅い動きを見せ、週末終値は先週末終値から311円上昇しました。一方NYダウの週末終値は今週も大きく下落し、8週連続下落となりました。これは世界恐慌の1932年以来実に90年ぶりのことです。小売り大手の決算が予想外に悪かったことで、インフレにより企業業績が悪化するとの警戒が強まっています。このままNYダウの下落基調が続くと、何とか踏みとどまっている日経平均も耐え切れなくなる可能性があり、決して楽観できる状況ではありません。

VN指数の週末終値は7週間ぶりに上昇し、1,240ポイントを回復しました。火曜日に前日比で4.8%を超える上昇を見せると、その後は大きく変動せずにポイントを維持しました。6週間に渡った急落からようやく一服しましたが、4月1日終値からはまだ270ポイント以上下落したままなので、来週続けて上昇できるか、はたまた再び下落に転じるのか注目したいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。