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ベトナム株 資産運用

ベトナム株の状況(6/3 今年初の株価3週連続上昇ならず)

こんにちは、エムケーワイです。

2022年も6月になりました。そろそろ梅雨に突入するのかと思うと、憂鬱な気分になります。今週は関東地方の一部で雹が大量に降り積もるなど、梅雨入り前から異常気象の兆候が見られます。今年は大雨や土砂災害による大きな被害が出ないことを願いたいです。

では、ビナミルク株価の報告です。

1. 6月3日の終値

ビナミルク株価の今週末終値は70,300VNDでした。先週末終値から2,700VND下落し、3週連続上昇とはなりませんでした。

週間の動きとしては、月曜日に先週末終値から小反落すると、火曜日も続落し、終値は72,000VNDを割り込みました。水曜日は反発したものの72,000VNDを奪還できずに終わると、木曜日、金曜日と下げ幅を拡大してしまいました。なんとか70,000VND割れは免れましたが、今週はVN指数が先週末終値からわずかに上昇して終わった中で、先週末終値から約3.7%下落したので、ちょっと嫌な予感がします。

先週は先々週末終値から4,900VNDもの上昇を見せましたが、その前に大幅上昇した際は、その後6週連続で下落し、購入以来最安値を更新しました。今回は同じ轍を踏まないことを願うばかりです。

約定日(2020年8月19日)から6月3日までの株価とVND評価額の推移をグラフにすると下図のようになります。株価は左目盛、VND評価額は右目盛です。2020年9月25日までの株価は、無償割り当てによる調整はしていません。

ビナミルク株価、VND評価額の週末終値は、先週今年初の2週連続上昇となりましたが、あっさり3週連続上昇するほど甘くはありませんでした。VN指数も今週は反発の勢いが減速し、ビナミルク株価上昇につながる要因が見当たらない状況ですが、なんとか株価の70,000VND割れは避けて欲しいものです。

日経平均、NYダウ、VN指数を含めた動きは下図のようになりました。

日経平均の週末終値は27,761.57円で、先週末終値からは979.89円上昇しました。先週は停滞気味でしたが、今週は大幅に上昇し、これで3週連続上昇です。2020年10月23日終値に対するパフォーマンスは118.05%になりました。週間の動きとしては、月曜日は先週金曜日にアメリカの主要株式指数が大幅に上昇したことを受け、先週末終値から587円上昇して、一気に27,000円台を回復しました。その後は27,500円の壁に跳ね返される展開となっていましたが、木曜日にNYダウが大きく上昇すると、金曜日は前日比で350円近く上昇し、27,700円を突破しました。これは4月5日以来、約2ヶ月ぶりの水準です。来週も回復基調が継続することを期待したいところですが、金曜日のNYダウは反落して終わったので、厳しいスタートとなりそうです。

今週のNYダウは、月曜日が戦没者祈念日(メモリアル・デー)で休場だったので、4日間の取引でした。NYダウの週末終値は32,899.70ドルで、先週末終値から313.26ドル下落しました。先週の週末終値は実に9週間ぶりに前週末終値から上昇し、しかも1,900ドルを超える上昇となったので、今週の動きに期待していましたが、残念ながら3月以来の2週連続上昇とはなりませんでした。2020年10月23日終値に対するパフォーマンスは116.11%になりました。週間の動きとしては、火曜日は、先週の急上昇の反動で下落のスタートとなり、水曜日も続落しました。木曜日は反発し33,000ドル台を回復しましたが、金曜日は再び下落して33,000ドルを割り込みました。先週はインフレへの過度な警戒感が和らいだことで大幅に上昇しましたが、今週は金曜日に発表された5月の雇用統計で雇用者数の増加幅が市場予想を上回るなど、先週とは逆に連邦準備理事会(FRB)による金融引き締めへの警戒が広がって軟調な展開となりました。今後もインフレや金融引き締めに対する警戒感の動向により、不安定な動きが続きそうです。

VN指数の週末終値は1,287.98ポイントでした。先週末終値からは2.53ポイント上昇しました。上昇幅はわずかでしたが、これで3週連続上昇となりました。2020年10月23日終値に対するパフォーマンスは133.99%です。週間の動きとしては、月曜日は5営業日連続上昇となり、終値は1,290ポイントを突破しました。火曜日は大型株の利益確定売りが出てわずかに下落しましたが、水曜日は反発し、終値は1,300ポイントに迫りました。しかし、勢いは続かず、木曜日、金曜日と続落で終わりました。先週末終値からは上昇したものの、1,300ポイント奪還はならず、先々週、先週の上昇に比べると、明らかに失速してしまいました。先週はVN指数の調整が終わったようにも思われましたが、その判断は来週以降に持ち越しですね。

ビナミルク株価の2020年10月23日終値に対するパフォーマンスは63.91%となりました。

2. 手数料込での損益

次に手数料込での損益を見てみます。

「ベトナム株を買ってみた!」で記載した通り、ビナミルク(VNM)株購入の際には税込みで1,320,000VNDの手数料がかかっています。

6月3日終値で手数料込みの損益を計算すると下表のようになります。

VND評価額は42,180,000VND、VND損益は-17,140,000VNDでした。先週末終値からは1,620,000VND減少しました。先週までの流れを引き継ぎ、今週一気にVND損失が15,000,000VNDを下回ることを期待していましたが、残念ながら真逆の動きになりました( ;∀;)

円換算評価額は233,677円、円換算損益は-39,823円でした。先週末終値からは8,537円減少しました。円換算損失40,000円が再び迫ってきました。

損益率はVNDでは28.9%のマイナス、円換算では14.6%のマイナスとなりました。

3. まとめ

ビナミルク株価の今週末終値は70,300VNDでした。先週末終値から2,700VND下落し、3週連続上昇とはなりませんでした。先週の大幅上昇で悪材料出尽くしとはならなかったようで、購入以来最安値を更新の悪夢が繰り返されないことを願います。

日経平均の週末終値は先週末終値から1,000円近く上昇しました。これで3週連続上昇を記録するとともに、先週何度も跳ね返された27,000円を大きく超えました。一方NYダウの週末終値は、先週実に9週間ぶりに前週末終値から上昇しましたが、今週は再び下落してしまいました。先週はインフレに対する警戒感が和らいでの大幅上昇でしたが、今週はFRBによる金融引き締めへの警戒が強まり下落に転じました。最近日経平均とNYダウの連動性が薄まっているように感じられますが、今後もアメリカのインフレや金融引き締めに対する警戒感の強まりや和らぎに左右される展開が続くのでしょうか?

VN指数の週末終値は、今週もわずかですが先週末終値から上昇し、これで3週連続上昇となりました。1,500ポイントから急落後の反発が一服した感じですが、来週は更に上昇して1,300ポイント台を回復して欲しいものです。そしてそれがビナミルク株価の上昇につながってくれれば…

最後までお読みいただきありがとうございました。