カテゴリー
ベトナム株 資産運用

ベトナム株の状況(9/23 ビナミルク株価、厳しい状況の中3週連続上昇!)

こんにちは、エムケーワイです。

22日(木)にスイス国立銀行が政策金利を従来のマイナス0.25%からプラス0.5%に引き上げると発表しました。8年近くに及ぶマイナス金利政策が終了するということで、マイナス金利政策を導入している主要中央銀行は日銀だけになりますが、日銀は同日までの金融政策決定会合で、これまでの大規模な金融緩和を継続することを決めました。

この結果、外国為替市場で1ドル=145円台後半まで円安が進み、日銀は22日の夕方、ドル売り円買いの市場介入を行いました。ドル売り円買いの市場介入は実に24年3ヶ月ぶりということです。介入直後は1ドル=140円台前半となり、5円以上円高方向に動きましたが、効果は一時的で現時点では1ドル=143円台で推移しています。

本文中にも記載していますが、アメリカでは連邦公開市場委員会(FOMC)で前回、前々回に引き続き0.75%の利上げが決定しました。日米の金利差は拡大する一方なので、今回の日銀の市場介入は焼け石に水で、円安に歯止めがかかるとは思われません。円安はどこまで進むのでしょうか!?

では、ビナミルク株価の報告です。

1. 9月23日の終値

ビナミルク株価の週末終値は76,700VNDで、先週末終値から700VND上昇しました。上げ幅は少しずつですが、これで3週連続上昇です。

週間の動きとしては、月曜日は、先週金曜日に大きく上昇した反動からか先週末終値から700VND下落しましたが、火曜日に反発すると、水曜日は前日終値から1,000VND以上上昇し、終値を76,900VNDとしました。木曜日終値も76,900VNDを維持し、金曜日は一時77,000VNDを上回りましたが、最終的には前日終値から下落してしまいました。

週末終値を77,000VND台に乗せることができなかったのは残念ですが、先週に引き続きVN指数、日経平均、NYダウが先週末終値から下落する中、唯一先週末終値を上回り、底堅い動きを見せてくれました。世界の株式市場は厳しい状況に陥っていますが、なんとかこの調子を維持して欲しいものです。

約定日(2020年8月19日)から9月23日までの株価とVND評価額の推移をグラフにすると下図のようになります。株価は左目盛、VND評価額は右目盛です。2020年9月25日までの株価は、無償割り当てによる調整はしていません。

ビナミルク株価&評価額

ビナミルク株価は3週連続上昇となりました。一気に上昇という感じではありませんが、最近の厳しい状況の中では大健闘ではないでしょうか? 来週は8月26日の76,900VNDを上回り、週末終値の直近高値を更新して欲しいものです。

日経平均、NYダウ、VN指数を含めた動きは下図のようになりました。

ビナミルク株価と株価指数変動

今週の日経平均は、月曜日が敬老の日、金曜日が秋分の日で休場だったため3日間の取引でした。週末終値は27,153.83円で、先週末終値から413.82円下落しました。これで2週連続下落です。2020年10月23日終値に対するパフォーマンスは115.47%になりました。週間の動きとしては、火曜日こそ先週末終値から120円程上昇しましたが、水曜日はアメリカの連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ率の決定を前に、火曜日終値から375円下落しました。FOMCの利上げ率は大方の予想通り0.75%でしたが、木曜日も続落し、一時27,000円を割り込む場面もありました。週末終値はなんとか27,000円台を維持しましたが、先物は26,000円台半ばまで下落しています。また来週水曜日は9月末の配当権利取りの最終日で、日経平均は下落すると見込まれ、厳しい展開が続きそうです。

NYダウの週末終値は29,590.41ドルで、先週末終値から1,232.01ドル下落しました。これで2週連続下落ですが、2週間で2,500ドル以上下落し、年初来安値を更新してしまいました。昨年末終値から6,750ドル近く下落したことになります。2020年10月23日終値に対するパフォーマンスも104.43%になり、日経平均、VN指数のパフォーマンスを大きく下回っています。週間の動きとしては、月曜日は先週末終値から200ドル近く上昇しましたが、火曜日以降は4日続落となり、週末終値は節目の30,000ドルを下回りました。日経平均のところでも書きましたが、FOMCでの利上げ率は大方の予想通り0.75%だったものの、国債金利の上昇が止まらずアク抜けとはなりませんでした。連邦準備制度理事会(FRB)はインフレの抑え込みを最優先とする構えを示しており、インフレがピークアウトしない限りNYダウの下落基調は継続すると思われます。一段と厳しい状況になって来ました。

VN指数の週末終値は1,203.28ポイントで、先週末終値から30.75ポイント下落しました。これで4週連続下落です。2020年10月23日終値に対するパフォーマンスは125.18%になりました。週間の動きとしては、月曜日は先週末終値から30ポイント近く下落し、終値は1,205ポイント台になりました。火曜日に反発して1,220ポイントに迫ると、木曜日まではなんとか1,210ポイント台を維持していましたが、金曜日は耐え切れず1,210ポイントを割り込み、更に終値が月曜日終値を下回ってしまいました。8月末に1,300ポイントを奪還できず、その後下落基調が続いています。来週1,200ポイント台を割り込むと、もう一段下落してしまうかもしれません。

ビナミルク株価の2020年10月23日終値に対するパフォーマンスは69.73%となりました。

2. 手数料込での損益

次に手数料込での損益を見てみます。

「ベトナム株を買ってみた!」で記載した通り、ビナミルク(VNM)株購入の際には税込みで1,320,000VNDの手数料がかかっています。

9月23日終値で手数料込みの損益を計算すると下表のようになります。

手数料込みの損益

VND評価額は46,020,000VND、VND損益は-13,300,000VNDでした。先週末終値から420,000VND増加しました。

円換算評価額は277,961円、円換算損益は4,461円でした。先週末終値から3,905円増加し、円換算損益はプラスをキープしています。

損益率はVNDでは22.42%のマイナス、円換算では1.63%のプラスとなりました。

3. まとめ

ビナミルク株価の週末終値は76,700VNDで、先週末終値から700VND上昇しました。これで3週連続上昇です。先週に続き、日経平均、NYダウ、VN指数が下落する中で唯一先週末終値から上昇しました。

日経平均の週末終値は27,153.83円で、先週末終値から413.82円下落しました。FOMCでの利上げ率は大方の予想通りでしたが、軟調なNYダウに引きずられる形で値を下げてしまいました。

NYダウの週末終値は29,590.41ドルで、先週末終値比1,232.01ドル安と大きく下落しました。2週連続の大幅下落で、年初来安値を更新しました。FOMCを通過しましたが、アク抜けとはなりませんでした。

VN指数の週末終値は1,203.28ポイントでした。先週末終値から30.75ポイント下落し、4週連続下落となりました。来週1,200ポイント台を割り込むと、もう一段下落してしまうかもしれません。

最後までお読みいただきありがとうございました。