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ベトナム株 資産運用

ベトナム株の状況(5/14 株価反発も90,000VND回復ならず)

こんにちは、エムケーワイです。

例年より3週間も早く九州、四国、中国地方が梅雨入りしたようです。四国は統計史上最も早い梅雨入りということです。しかも今年は長梅雨になるとの予報なので、しばらくの間コロナ禍に加え雨模様の天候が続くと思うと気が滅入りそうです。しかし、不要不急の外出を控えるのには良いかもしれないので、皆さんも梅雨の間はステイホームを心がけるようにいたしましょう!

では、今週のビナミルク株価の報告です。

1. 5月14日の終値

5月14日(金)のビナミルク株価の終値は89,500VNDでした。先週末終値から2,500VND上昇しましたが、90,000VND奪回はなりませんでした。

今週は月曜日になんとストップ高を記録しました。これで長らく続いた下落基調に終止符が打たれるかと期待が膨らみましたが、さにあらず…、火曜日にはあっさり反落し、水曜日は持ち直したものの、木曜日、金曜日とじわじわと値を下げ、90,000VNDを維持することができませんでした。まだまだ上昇気流には乗れなさそうです。

約定日(2020年8月19日)から5月14日までの株価とVND評価額の推移をグラフにすると下図のようになります。株価は左目盛、VND評価額は右目盛です。9月25日までの株価は、無償割り当てによる調整はしていません。

先々週、先週で下落した分を取り戻すには全然足りませんが、とりあえず今週は反発しました。来週も上昇して、これまでの嫌なパターンを崩すことができるでしょうか!?月曜日にストップ高になりながらその勢いを継続することができなかったので、期待はしていませんが…

日経平均、NYダウ、VN指数を含めた動きは下図のようになりました。

ビナミルク株価の昨年10月23日終値に対するパフォーマンスは、何とか80%を回復しました(81.36%)。

先週3日連続で過去最高値を更新中だったNYダウは、今週も引き続き堅調かと思われました。しかし、月曜日に35,091.56ドルの過去最高値を記録したものの、その後下落し始め、水曜日には33,555.22ドルまで急落しました。原因は4月の消費者物価指数(CPI)が2009年以来の伸びを見せたことによる長期金利の上昇です。先週、今週と予想外の統計データにより市場が振り回されていますね。ただ、週間では下落となりましたが、木曜日、金曜日は2日連続で上昇しています。また、米疾病対策センター(CDC)が「新型コロナウイルスのワクチン接種を完了した人は、原則屋内・屋外ともにマスクをつけなくても良い」との指針を発表したことにより、今後経済活動正常化への期待が高まる可能性があります。

今週の日経平均はご存じの通り火曜日から木曜日にかけて2,000円を超える急落に見舞われました。金曜日は流石に反発し636円上昇しましたが、週間では先週末終値から1,200円超の大幅下落となりました。昨年10月23日終値に対するパフォーマンスも119.42%となり、NYダウのパフォーマンスを下回りました。この急落の原因はNYダウ急落の原因と同じの様ですが、本国アメリカ以上に日本の株式市場が過剰反応してしまいました。ただ、こちらも金曜日には大きく反発したので、来週は好決算を発表したのに連れ安した企業に見直しの買いが入るかもしれません。

VN指数は大荒れのアメリカ市場、日本市場の影響を受けることなく、両指数に比べると狭い変動幅の中で上昇と下落を繰り返しました。週間では利益確定売りをこなしながら先週末終値から約24.5ポイント上昇し、週末終値は過去最高値を更新する1,266.36でした。また、昨年10月23日終値に対するパフォーマンスは130%を超えました。我が道を行っている感じですが、底堅い動きを見せています。しかし、新型コロナウイルスの新規感染者数は増加傾向が続いており、100人を超える日もあったようです。5月14日(金)時点での7日間平均は97人ということで、これがVN指数上昇の足かせになるかもしれません。

2. 手数料込での損益

次に手数料込での損益を見てみます。

「ベトナム株を買ってみた!」で記載した通り、ビナミルク(VNM)株購入の際には税込みで1,320,000VNDの手数料がかかっています。

5月14日終値で手数料込みの損益を計算すると下表のようになります。

VND評価額は53,700,000VND、VND損益は-5,620,000VNDでした。先週末終値からは1,500,000VND上昇しました。

円換算評価額は251,853円、円換算損益は-21,647円で、先週末終値から8,000円程上昇しました。

損益率はVNDでは9.5%のマイナス、円換算では7.9%のマイナスで、何とかマイナス幅が10%以内に収まりました。

とりあえず過去最大のマイナス更新を免れたので、今週はこれで良しと考えます。先週も書きましたが、しばらくは我慢です^_^;

3. まとめ

今週のビナミルク株価の終値は89,500VNDでした。月曜日にストップ高となりましたが、その勢いは続かず、じわじわと値を下げて最終的には90,000VNDを割り込んでしまいました。先週末終値からは上昇したものの、今ひとつ勢いが感じられません。来週はどうなるでしょうか?

日経平均は火曜日から木曜日の3日間で2,000円以上急落しました。金曜日には600円以上反発しましたが、週末終値は先週末終値から1,200円を超える下落となりました。ただ、今週で3月期の決算発表がほぼ終わり、来週は好決算を発表した企業に見直し買いを入れるチャンスかもしれません。

NYダウも月曜日から水曜日までの3日間で1,500ドル以上下落しました。原因は消費者物価指数(CPI)が予想を上回る伸びを見せたことによる長期金利の上昇で、これは日経平均下落の要因にもなりました。しかし、木曜日、金曜日は長期金利が低下し、2日連続で上昇しました。週末終値は先週末終値から下落しましたが、経済活動正常化への期待が高まっています。

VN指数は、急落を見せた日経平均、NYダウをよそに比較的落ち着いた動きを見せました。3指数の中では今週唯一上昇し、週末終値としては過去最高の1,266.36を記録しました。ただ、新型コロナウイルスの新規感染者数は増加傾向が続いており、来週以降VN指数の上値を抑えることになるかもしれません。

最後までお読みいただきありがとうございました。