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ベトナム株 資産運用

ベトナム株の状況(7/15 株価調整からの再スタートはいかに?)

こんにちは、エムケーワイです。

知らない間に世界陸上が始まっていました。今回の開催地はオレゴン州のユージンという街で、アメリカでは「陸上の聖地」と呼ばれているそうです。

初日から日本人選手は健闘し、男子20km競歩で山西利和選手が優勝、池田向希選手が2位に入りました。山西選手は前回大会に続く二連覇を達成するとともに、昨年の東京オリンピック3位の雪辱を果たしました。池田選手は東京オリンピックに続く2位です。男子の競歩はここ最近日本人選手が強いですね。

一方短距離では、男子100m予選でサニブラウン・ハキーム選手が9秒98を記録し、準決勝進出を決めました。もうひとり坂井隆一郎選手も準決勝に進みました(坂井選手のことは全く存じ上げていませんでした^_^;)。準決勝以降、どのようなパフォーマンスを見せてくれるでしょうか!?

開催されることも知らなかったので、どのような選手が出場しているのかよく分かっていないのですが、日本人選手の活躍に期待したいと思います。

では、ビナミルク株価の報告です。

1. 7月15日の終値

ビナミルク株価の週末終値は71,600VNDで、先週末終値から1,400VND下落しました。

週間の動きとしては、月曜日は先週末終値から下落して始まりながら一時74,000VNDを上回ったのですが、終値は先週末終値と変わらずでした。火曜日はわずかに上昇しましたが、水曜日以降は3日続落となり、週末終値は72,000VNDを割り込んでしまいました。

これで2週連続下落ですが、先々週末終値からの下落幅が2,100VNDとなりました。先週配当の権利落ち日があり、配当金額分(2,450VND)の株価調整がありましたが、2週間の下落幅がその調整幅とほぼ同等になり、ここから改めて再スタートと言った感じです。来週はどちらに動くでしょうか!?

約定日(2020年8月19日)から7月15日までの株価とVND評価額の推移をグラフにすると下図のようになります。株価は左目盛、VND評価額は右目盛です。2020年9月25日までの株価は、無償割り当てによる調整はしていません。

ビナミルク株価と評価額の週末終値は2週連続上昇の後2週連続下落となりました。しかし、2週間の下落幅はその前2週間の上昇幅の1/3以下に収まっており、配当権利落ちによる調整があったことを考慮すると、それほど状況は悪くなっていないように思われます。来週の動きに注目ですが、できればトリプルボトムを形成する展開にはなって欲しくないところです。

日経平均、NYダウ、VN指数を含めた動きは下図のようになりました。

日経平均の週末終値は26,788.47円で、先週末終値から271.78円上昇しました。2020年10月23日終値に対するパフォーマンスは113.91%になりました。週間の動きとしては、月曜日は先週末終値から295円上昇し、終値を26,800円台に乗せました。しかし、火曜日は中国の景気減速懸念や、ロシアとヨーロッパを結ぶ天然ガスパイプラインの停止懸念等により反落し、終値は26,300円台になりました。アメリカ時間水曜日の消費者物価指数(CPI)発表を控え、更に下落する展開も予想されましたが、水曜日以降は、CPIが予想を上回る伸びだったものの、その影響は限定的で、3日間続伸して今週を終えました。週末終値を26,800円台に乗せることはできませんでしたが、円安が進んだこともあり堅調な動きを見せました。来週は、翌週に連邦公開市場委員会(FOMC)を控え様子見の展開になると思われます。

NYダウの週末終値は31,288.26ドルで、先週末終値から49.89ドル下落しました。なかなか2週連続上昇とはなりません。2020年10月23日終値に対するパフォーマンスは110.42%になりました。週間の動きとしては、月曜日から木曜日まで4日連続で下落し、終値は火曜日に31,000ドルを割り込み、木曜日には30,630ドルとなりました。日経平均のところで記載した通り、6月のCPIの伸び率が予想を上回ったこともあり、今週は5日続落で終わるのかと思われましたが、金曜日は一転前日比で650ドルを超える上昇を見せました。しかし、先週末終値を上回ることはできませんでした。金曜日の急上昇は6月の小売売上高、7月の消費者態度指数が良かったことや、今月のFOMCでの急激な利上げ観測が後退したことが要因とされており、経済指標や利上げ予想に振り回される展開が続いています。

VN指数の週末終値は1,179.25ポイントでした。先週末終値からはわずか7.94ポイントですが上昇し、2週連続での週末終値としての年初来安値更新を免れました。2020年10月23日終値に対するパフォーマンスは122.68%になりました。週間の動きとしては、月曜日は先週末終値から下落し、終値が1,155ポイント台となりました。火曜日は反発し、月曜日の下落分を取り戻しました。水曜日はわずかに下落したものの、木曜日は再び反発して、終値を1,180ポイント台に乗せました。しかし、金曜日は引け間際に下落に転じ、1,180ポイント台を維持できませんでした。今週は下落と上昇を交互に繰り返しながら下値を徐々に切り上げて行く展開になったのですが、力強さは依然欠けたままです。

ビナミルク株価の2020年10月23日終値に対するパフォーマンスは65.09%となりました。

2. 手数料込での損益

次に手数料込での損益を見てみます。

「ベトナム株を買ってみた!」で記載した通り、ビナミルク(VNM)株購入の際には税込みで1,320,000VNDの手数料がかかっています。

7月15日終値で手数料込みの損益を計算すると下表のようになります。

VND評価額は42,960,000VND、VND損益は-16,360,000VNDでした。先週末終値からは840,000VND減少しました。先週配当の権利落ちによる株価調整があり減少したので、今週は改めて増加に転じることを期待していましたが、先週より減少幅を広げてしまいました。

円換算評価額は257,760円、円換算損益は-15,740円でした。今週も円安が進んだので、VND評価額、VND損益が減少したにもかかわらず、先週末終値から216円増加しました。

損益率はVNDでは27.6%のマイナス、円換算では5.8%のマイナスとなりました。VND損益率と円換算損益率のギャップが5倍近くに広がりました。円安はどこまで続くのでしょう!?

3. まとめ

ビナミルク株価の週末終値は71,600VNDで、先週末終値から1,400VND下落しました。週前半は上昇していましたが、後半は3日続落で終わり、2週連続下落となりました。ここでなんとか踏みとどまって欲しい!

日経平均の週末終値は26,788.47円で、先週末終値から271.28円上昇しました。これで2週連続上昇で、厳しい環境にもかかわらず、底堅い動きを見せています。

NYダウの週末終値は31,288.26ドルで、先週末終値から49.89ドル下落しました。金曜日に大幅反発を見せましたが、それまでは5営業日連続下落を記録しました。日経平均とは異なり軟調な展開が続いています。

VN指数の週末終値は1,179.25ポイントでした。先週末終値から7.94ポイント上昇し、2週連続での週末終値としての年初来安値更新を免れました。

最後までお読みいただきありがとうございました。