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ベトナム株 資産運用

ベトナム株の状況(4/15 先々週の大幅上昇はスパイクノイズだったのか!?)

こんにちは、エムケーワイです。

4月も半分が終わりました。本当に月日が経つのは早いです。私の家の周辺では、桜はすっかり葉桜になりました。今現在咲いているのは八重桜ですかね?

気温も上がってきて、最近は最高気温が20℃を超える日が続いています。2月に入院した後、体力を回復させるために1日5,000歩を目標にウォーキングをしているのですが、寒くもなく、暑くもなく、ちょうど良い季節になって来ました。ビナミルク株価には厳しい状況が続いていますが、ウォーキングを根気よく続けていくとともに、ビナミルク株も気長に持ち続けようと思います^_^;

では、今週のビナミルク株価の報告です。

1. 4月15日の終値

今週のホーチミン市場は、月曜日がフン王記念日の振替休日で休場だったため、火曜日から金曜日までの4日間の取引でした。

ビナミルク株価の今週末終値は76,500VNDで、先週末終値から800VND下落しました。先々週、週末終値として6週間ぶりに80,000VNDを超えましたが、喜びもつかの間、それ以降2週連続下落となりました。購入以来最安値更新は免れましたが、80,000VNDはちょっと遠くなってしまいました。

週間の動きとしては、火曜日は5営業日続落となり、77,000VNDまで値を下げました。水曜日こそ若干の反発を見せましたが、木曜日には77,000VNDを割り込み、76,300VNDまで下落しました。金曜日は77,000VND前後で推移していましたが引けにかけて下落し、上述の通り76,500VNDで終了しました。

今週はVN指数も軟調な動きだったので仕方ない部分もありますが、先々週大きく上昇した勢いが続かないのが何とももどかしい限りです( ;∀;)

約定日(2020年8月19日)から4月15日までの株価とVND評価額の推移をグラフにすると下図のようになります。株価は左目盛、VND評価額は右目盛です。2020年9月25日までの株価は、無償割り当てによる調整はしていません。

先週「ここのところ株価は5営業日続落、5営業日続騰、4営業日続落と軟調期間と堅調期間が交互に訪れています。順番から行くと次は堅調期間の番ですが、果たしてどうなるでしょうか!?」と書きましたが、残念ながら5営業日続落となった後連日上昇とはなりませんでした。結局株価の週末終値は2週連続で下落して、購入以来最安値が近づいています。世界的に株価が上昇して行きそうな要因が見当たらないので、来週あたり再び購入以来最安値を更新してしまうかもしれません。

VND評価額は再び危険水域の45,000,000VND台に突入しました。

日経平均、NYダウ、VN指数を含めた動きは下図のようになりました。

今週の日経平均の週末終値は27,093.19円でした。先週末終値からは107.39円上昇しました。方向感の定まらない動きになりましたが、3週間ぶりの上昇で27,000円台を回復しました。2020年10月23日終値に対するパフォーマンスは115.21%になりました。週間の動きとしては、月曜日、火曜日とアメリカの長期金利の上昇に対する警戒感が強まり、続落で始まりました。特に火曜日はアメリカの3月の消費者物価指数(CPI)の発表を控えていたこともあり、前日終値から500円近く下落しました。しかし、CPIが市場予想の範囲内にとどまったことにより、水曜日は一転、前日終値から500円以上反発しました。この流れは木曜日も続き、終値は27,100円を超えました。金曜日は欧米市場が休場となることから、海外投資家の売買が減少して軟調な展開となり、木曜日の終値から78.81円下落しましたが、27,000円台はなんとか維持しました。来週は日本電産やテスラの決算発表があります。好決算が発表されると、日経平均にとって追い風になりそうですが、アメリカの長期金利上昇が引き続き警戒され、27,000円を挟んだ膠着した展開になると思われます。

今週のニューヨーク市場は、金曜日がイースター(復活祭)で休場だったため4日間の取引でした。NYダウの週末終値は先週末終値から269.89ドル下落し、34,451.23ドルとなりました。日経平均の週末終値は3週間ぶりに先週末終値から上昇しましたが、こちらは3週連続下落となりました。2020年10月23日終値に対するパフォーマンスは121.58%です。週間の動きとしては、月曜日に先週末終値から413ドル下落すると、火曜日は更に87ドル下落し、終値は34,220ドルになりました。しかし、上述の通り火曜日に発表された3月のCPIが市場予想の範囲内にとどまり、水曜日は前日終値比で344ドル上昇しました。木曜日も四半期決算を好感した買いが入って上昇して始まりましたが、午後に長期金利が上昇すると下落に転じました。翌日が休場であることから持ち高調整の売りも入り、結局前日終値から113ドルの下落で終わりました。先週の上昇で金利上昇はほぼ織り込まれたように思われましたが、今週は再び金利上昇で上値が抑えられました。NYダウは当面金利の動向に左右される状況が続きそうです。

VN指数の週末終値は1,458.56ポイントでした。先週末終値からは23.44ポイント下落し、先週割り込んでしまった1,500ポイント台を回復することができませんでした。2020年10月23日終値に対するパフォーマンスは151.73%になりました。週間の動きとしては、火曜日に先週末終値から27ポイント近く下落して、1,455.25ポイントとなりました。先週木曜日から3営業日続落となり、その間の下落幅は67ポイントを超えました。水曜日は1,477.20ポイントまで反発しましたが、その勢いは続かず、木曜日、金曜日と続落して、金曜日の終値は再び1,460ポイントを割り込みました。さすがのVN指数も、世界的な株式市場の軟調相場に抗うことができなかったのか、結局今週は一度も1,500ポイントを伺うことがありませんでした。2022年に入ってからのVN指数は、1,500ポイントを超えた後1,450ポイントを下回るレベルまで下落する展開が続いているので、来週は一時的にもう一段の下落があるかもしれません。

ビナミルク株価の2020年10月23日終値に対するパフォーマンスは69.55%になり、再び70%を割り込んでしまいました。

2. 手数料込での損益

次に手数料込での損益を見てみます。

「ベトナム株を買ってみた!」で記載した通り、ビナミルク(VNM)株購入の際には税込みで1,320,000VNDの手数料がかかっています。

4月15日終値で手数料込みの損益を計算すると下表のようになります。

VND評価額は45,900,000VND、VND損益は-13,420,000VNDでした。先週末終値からは480,000VND減少しました。VND損失が先週13,000,000VNDに迫り、何とか踏みとどまって欲しかったのですが、あっさり13,000,000VNDを超えてしまいました。

円換算評価額は250,155円、円換算損益は-23,345円でした。先週末終値からは4,471円減少しました。円換算損失も先週は10,000円を、今週は20,000円を突破し、着実に膨れ上がっています。

損益率はVNDでは22.6%のマイナス、円換算では8.5%のマイナスとなりました。

3. まとめ

ビナミルク株価の今週末終値は76,500VNDで、先週末終値から800VND下落しました。大幅上昇の後の2週連続下落で、80,000VNDは再び遠くなり、逆に購入以来最安値が再接近してきました。世界の株式市場の状況を見てもここから上昇して行く可能性は低く、近々購入以来最安値を更新することを覚悟しておいた方がよさそうです。

日経平均の週末終値は今週、3週間ぶりに上昇し、なんとか27,000円台を回復しました。しかし、NYダウの週末終値は3週連続下落となり、34,500ドルを割り込んでしまいました。アメリカの長期金利は予想以上のペースで上昇しており、それに伴って年内の利上げ率の予想も上昇しています。株式市場への織り込みが進んできているとはいえ、今後も予断を許さない状況が続きそうです。

VN指数の週末終値は2週連続下落となりました。今週は一度も1,500ポイントを伺うことがなかったので、ホーチミン市場も若干弱含んできたのかもしれません。来週はもう一段の下落があるかもしれませんが、そこから反発することができるかに注目したいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。