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ベトナム株 資産運用

ベトナム株の状況(4/8 先週奪回した株価80,000VND台を1週間維持できず!)

こんにちは、エムケーワイです。

今週東京証券取引所の新市場区分がスタートしました。従来の第一部、第二部、マザーズ、ジャスダックの4つの市場区分から、プライム市場、スタンダード市場、グロース市場の3つの市場区分に再編されました。

再編に伴い上場基準も変更されました。これまでは上場廃止基準が新規上場基準より大幅に低かったのですが、今後は新規上場基準と同じ上場維持基準が課されます。各市場の株主数と時価総額の基準は下記の通りです。

株主数時価総額
プライム800人以上100億円以上
スタンダード400人以上10億円以上
グロース150人以上5億円以上

今回の再編により、上場企業が持続的・積極的に企業価値の向上に努め、日本経済に再浮上につながることを期待したいですね。残念ながら今週はご祝儀相場とはなりませんでしたが…

では、今週のビナミルク株価の報告です。

1. 4月8日の終値

ビナミルク株価の今週末終値は77,300VNDでした。先週末終値から4,400VND下落し、わずか1週間で80,000VNDの大台を再び割り込みました。先週の週末終値は先々週末終値から1年2ヶ月ぶりの大幅上昇を見せ、いよいよ反転攻勢開始かと思わせましたが、その上昇分の約2/3が消え去り、まさかのぬか喜びに終わってしまいました^_^;

週間の動きとしては、月曜日は上昇して5営業日連続上昇を記録するとともに、終値が82,000VNDを突破しましたが、火曜日以降は、VN指数が軟調な展開となったこともあり、4日連続でズルズルと値を下げ、水曜日には80,000VNDを、金曜日には78,000VNDを割り込んでしまいました。

今週は下がったとしても80,000VND台はなんとか維持して欲しかったのですが、厳しい状況はそう簡単には抜け出せないようです。

約定日(2020年8月19日)から4月8日までの株価とVND評価額の推移をグラフにすると下図のようになります。株価は左目盛、VND評価額は右目盛です。2020年9月25日までの株価は、無償割り当てによる調整はしていません。

先週の株価の大幅上昇で、今週はVND評価額が50,000,000VNDを突破することをひそかに期待していたのですが、逆に先週末から2,640,000VNDも下落し、46,380,000VNDになってしまいました。

ここのところ株価は5営業日続落、5営業日続騰、4営業日続落と軟調期間と堅調期間が交互に訪れています。順番から行くと次は堅調期間の番ですが、果たしてどうなるでしょうか!?

日経平均、NYダウ、VN指数を含めた動きは下図のようになりました。

今週の日経平均の週末終値は26,985.80円でした。先週末終値からは680.18円下落しました。2週連続の下落で、28,000円台から26,000円台に落ち込んでしまいました。2020年10月23日終値に対するパフォーマンスは114.75%になりました。週間の動きとしては、月曜日、火曜日は前日終値から少しずつ上昇して先週末終値の27,600円台から27,700円台に乗せました。しかし、水曜日、木曜日は続落して木曜日の終値は27,000円を下回りました。金曜日は朝高で始まったものの午前のうちに前日終値を下回り、その後上昇に転じましたが、27,000円台に戻すことはできませんでした。アメリカ時間の水曜日に連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録が公表されると、金融引き締めの加速による景気の鈍化が警戒されアメリカの株価が下落し、日経平均もそれに連動しました。新年度入りで期待された資金流入も限定的でした。ただ、5月のFOMCでの0.5%の利上げや資産圧縮の開始は相当織り込まれていると思われることや、金曜日の引けにかけて日経平均が上昇したことから、来週は27,000円台を回復できるかに注目したいと思います。

NYダウの週末終値は34,721.12ドルでした。先週末終値からは97.15ドル下落しました。こちらも2週連続下落ですが、日経平均に比べると下落幅は軽微に留まりました。2020年10月23日終値に対するパフォーマンスは122.54%になりました。今週は週を通して狭い値幅で、方向感の定まらない動きとなりました。月曜日は先週末終値から103ドル上昇しましたが、火曜日、水曜日はそれぞれ前日比で280ドル、144ドル下落し、水曜日の終値は34,500ドルを下回りました。その後木曜日、金曜日はそれぞれ前日比で87ドル、137ドル値を戻したものの、先週末終値を上回ることはできませんでした。アメリカ時間水曜日に公表されたFOMC議事録への警戒感から火曜日、水曜日と続落した一方で、木曜日、金曜日は上昇して終わったことから、こちらも5月のFOMCでの利上げと資産圧縮はほぼ織り込まれたと考えられます。来週は35,000ドル台を回復し、底固めをすることができるでしょうか!?

VN指数の週末終値は1,482.00ポイントでした。先週末終値からは34.44ポイント下落しました。先週末終値は3月4日以来の1,500ポイント台を回復しましたが、1,500ポイント台は1週間続きませんでした。2020年10月23日終値に対するパフォーマンスは154.17%になりました。週間の動きとしては、月曜日に1,520ポイント台に乗せると、水曜日まで1,520ポイント台を維持していましたが、木曜日、金曜日と2日連続で前日終値から20ポイント以上下落してしまいました。今週は世界的に株式市場が軟調な展開になりましたが、ホーチミン市場もその影響を受けるとともに、やはり1,500ポイントを超えると利益確定売りが出て上値が抑えられるようです。

ビナミルク株価の2020年10月23日終値に対するパフォーマンスは70.27%になり、再び70%割れが近づいてきました。

2. 手数料込での損益

次に手数料込での損益を見てみます。

「ベトナム株を買ってみた!」で記載した通り、ビナミルク(VNM)株購入の際には税込みで1,320,000VNDの手数料がかかっています。

4月8日終値で手数料込みの損益を計算すると下表のようになります。

VND評価額は46,380,000VND、VND損益は-12,940,000VNDでした。先週末終値からは2,640,000VND減少しました。先週は1月28日以来のVND損失10,000,000VND割れに期待を抱かせましたが、そう甘くはなかったですね…

円換算評価額は254,626円、円換算損益は-18,874円でした。先週末終値からは10,082円減少しました。円換算損失も先週は昨年末以来の10,000円未満となりましたが、今週は再び10,000円を大きく超えてしまいました。

損益率はVNDでは21.8%のマイナス、円換算では6.9%のマイナスとなりました。

3. まとめ

ビナミルク株価の今週末終値は77,300VNDで、先週末終値から4,400VND下落しました。先週は一気に6,500VND上昇し、流れが変わるかと期待しましたが、先週の上昇分の約2/3が消えてしまいました。来週これ以上下落せずに踏みとどまることができるかどうかは、今後を占う上で非常に重要なポイントになると思われます。

日経平均とNYダウの週末終値はともに2週連続下落となりました。アメリカ時間水曜日のFOMC議事録公表後にそろって下落しましたが、週末にはやや持ち直す動きが見られたので、5月のFOMCに対する警戒は両市場ともほぼ織り込まれたように思われます。来週は日経平均は27,000円台を、NYダウは35,000ドル台を回復できるかに注目したいと思います。

VN指数の週末終値は先週まで3週連続で上昇し、1,500ポイント台を回復していましたが、今週は4週間ぶりに下落し、1,500ポイント台を割り込んでしまいました。ここのところ1,500ポイントを超えると利益確定売りに押される展開が続いていますが、来週はこの状況を打破することができるでしょうか!?

最後までお読みいただきありがとうございました。