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ベトナム株 資産運用

ベトナム株の状況(11/26 VN指数が一時1,500ポイントを突破!)

こんにちは、エムケーワイです。

プロ野球の日本シリーズはスワローズがバファローズを4勝2敗で下し、20年ぶり6度目に日本一に輝きました。前年最下位チームが日本一になるのは実に61年振りということです(今回は両チームとも前年最下位だったので、どちらが勝っても同じでしたが…)。そして、9年ぶりにセ・リーグのチームが日本一になりました。

今回の日本シリーズは第6戦で決着がつきましたが、6試合とも接戦となり、2点差がついた第2戦以外は全試合が1点差でした。第6戦も気温が一桁まで下がる厳しいコンディションの中、両チームの投手陣が互いに譲らず、1-1のまま今シリーズ初の延長戦に突入しました。そして、スワローズの勝ちがほぼなくなったの思われた延長12回表二死走者なしからスワローズがしぶとく勝ち越し点を挙げ、そのまま逃げ切りました。バファローズは二死1塁からの暴投がなんとも悔やまれます。

全6試合が2点差以内となるのは史上初で、試合を重ねるごとに両チーム以外のファンからも「これぞ日本シリーズ」、「ここ10年で最高の日本シリーズ」、「歴史に残る日本シリーズ」等々絶賛されました。ここ数年(特に直近2年)セ・リーグがパ・リーグに圧倒されっぱなしでしたから、本当に久しぶりの手に汗握る日本シリーズでした!

私は暇つぶしで第1戦からテレビ観戦していたのですが、だんだん試合にのめりこみ、結局第6戦までほぼフル観戦してしまいました。熱く面白い戦いを見せてくれた両チームに感謝です。例年よりかなり遅い時期の日本シリーズだったので、選手の皆さんはゆっくり体を休めて、来シーズンに備えて欲しいと思います。

では、ビナミルク株価の報告です。

1. 11月26日の終値

11月26日(金)のビナミルク株価の終値は88,300VNDでした。先週末終値からは2,200VND上昇し、購入以来最安値更新はひとまず免れました。

週間の動きとしては、月曜日は先週の悪い流れを引き継ぎ、先週末終値から100VND安の86,000VNDで始まりました。しかし、終値は86,200VNDとなり、わずか100VNDですが先週末終値から上昇して終わりました。火曜日は陰線を描いたものの、終値は前日終値を上回り、2日連続上昇となりました。この踏ん張りが効いたのか、水曜日は87,000VND台半ばまで値を上げ、木曜日は変わらずでしたが、金曜日は88,000VNDを突破しました。

このところさえない展開が続いていましたが、今週は5日とも下落することがありませんでした。さすがに割安になってきたと考えられたのでしょうか!?この調子で来週も引き続き上昇して欲しいと思います。

約定日(2020年8月19日)から11月26日までの株価とVND評価額の推移をグラフにすると下図のようになります。株価は左目盛、VND評価額は右目盛です。昨年9月25日までの株価は、無償割り当てによる調整はしていません。

先週は思わぬ株価急落に見舞われましたが、今週はとりあえず反発してくれました。しかし、残念ながら先週の下落分を取り戻すことはできませんでした。

グラフを見ると年初は110,000VNDを超えていたのに、1月中旬から下落し始めると、3月には100,000VNDを割り込みました。そして、5月に90,000VNDを割り込むと、その後は浮上することなく90,000VND前後をうろつく状態が続いています。85,000VNDが下値支持線として機能していますが、このまま購入以来最安値を更新することなく、年内にはなんとか株価90,000VND、VND評価額54,000,000VNDを回復して欲しいと願っています。

日経平均、NYダウ、VN指数を含めた動きは下図のようになりました。

今週の日本市場は、23日(火)が勤労感謝の日で休場だったため4日間の取引でした。日経平均の先週末終値は2週間ぶりに上昇しましたが、何回か30,000円に挑戦しては跳ね返されるというもどかしい展開でした。しかし、先週末に大規模な経済対策が発表され、今週は30,000円突破が期待されましたが、結論から言うと今週末終値は先週末終値から大きく下落しました。月曜日こそ先週末終値からわずかに値を上げましたが、休場明けの水曜日は、アメリカで連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長再任により、早期利上げ観測が強まったことでハイテク株や半導体株が売られたことや、ヨーロッパで新型コロナウイルスの感染が再拡大していること等により、月曜日終値から472円下落しました。木曜日は200円近い反発を見せましたが、南アフリカで新型コロナウイルスの新たな変異株が発見されたことを受け、金曜日は前日比で747円も急落してしまいました。この新しい変異株の詳細はまだわかっていませんが、デルタ株よりも感染拡大速度が速い可能性や再感染のリスクが高い可能性があるとされ、既にアフリカ南部の国だけでなくヨーロッパや香港でも感染者が確認されています。それにより金曜日は日本だけでなく世界的に大幅株安となったわけですが、ちょっと過剰反応し過ぎではないか?という気がしないでもありません。日経平均の週末終値は28,751.62円で、30,000円が遠ざかってしまいました。先週末終値からは994.25円もの下落で、昨年10月23日終値に対するパフォーマンスも122.26%まで下がりました。後述しますが、NYダウも金曜日に大きく下落しているので、来週も厳しい展開になりそうです。

今週はアメリカ市場も25日(木)が感謝祭で休場だったため、4日間の取引でした。水曜日までは先週末終値から上昇し、35,800ドル台をつけていましたが、感謝祭明けの金曜日は、南アフリカでの新変異株発見による世界同時株安の流れを受け大幅下落に見舞われました。半日だけの取引であったにもかかわらずその下落幅は今年最大となり、一時前日比で1,000ドルを超えました。最終的には前日比905.04ドル安まで戻しましたが、下落率はくしくも日経平均と同じ2.53%となりました。週末終値は34,899.34ドルで、先週末終値から702.64ドル下落し、35,000ドルを割り込みました。週末終値が35,000ドルを下回ったのは10月8日以来7週間ぶりです。昨年10月23日終値に対するパフォーマンスは123.16%となりました。これで3週連続下落です。もともとインフレ懸念やヨーロッパでの新型コロナウイルスの感染再拡大で厳しい状況になりつつあったところに、今回の変異株発見で強烈な追い打ち弾を食らってしまいました。各国の株価だけでなく暗号資産も軒並み大きく下落し、日経先物が更に下落しているので、状況が好転するにはしばらく時間がかかるかもしれません。

先々週まで史上初の1,500ポイントを目指して順調に上昇していたVN指数ですが、先週は利益確定売りに押され4週間ぶりの下落で一歩後退しました。今週月曜日も3営業日連続の下落となり、1,450ポイントを割り込んでしまいましたが、火曜日には大きく反発し、一気に1,460ポイント台を回復しました。すると、水曜日はさらに大きく上昇し、終値は1,488.87ポイントを記録して過去最高値を更新しました。そして遂に木曜日、史上初の1,500ポイント突破が実現しました! 終値も1,500.81ポイントと1,500ポイント台を維持しました。このまま更に上昇して行くかと思われましたが、金曜日は世界的な株安の影響を受け、午後に1,500ポイントを割り込むと、そのまま1,500ポイント台を回復することができませんでした。それでも金曜日の下落率は日経平均やNYダウに比べると小さく、終値は1,493.03ポイントと週末終値としての過去最高値を更新しました。先週末終値からは40.68ポイント上昇し、昨年10月23日終値に対するパフォーマンスは155.32%で、155%を突破しました(グラフ縦軸の上限値を更新しています^_^;)。新型コロナウイルスの新規感染者数は火曜日に突発的に39,000人を超え、金曜日には7日間平均が15,000人を突破するなど改善の兆しは見えていませんが、VN指数はこのまま上昇し続けるのでしょうか!?

ビナミルク株価の昨年10月23日終値に対するパフォーマンスは80.27%で、辛うじて80%を回復しました。

2. 手数料込での損益

次に手数料込での損益を見てみます。

「ベトナム株を買ってみた!」で記載した通り、ビナミルク(VNM)株購入の際には税込みで1,320,000VNDの手数料がかかっています。

11月26日終値で手数料込みの損益を計算すると下表のようになります。

VND評価額は52,980,000VND、VND損益は-6,340,000VNDで、先週から1,320,000VND増加しました。1週間で損失が7,000,000VND未満の水準に戻ってくれました^_^;

円換算評価額は266,489円、円換算損益はー7,011円で、先週から9,222円増加しました。こちらも1週間で損失が10,000円未満に戻ると同時に先週の半分以下になりました。

損益率はVNDでは10.7%のマイナス、円換算では2.6%のマイナスとなりました。年末に向け少しずつ損失を減らしていって欲しいものです。

3. まとめ

南アフリカで新型コロナウイルスの新しい変異株が発見され、今週金曜日は世界の株式市場に嵐が吹き荒れました。前日から日経平均が747円安、NYダウが905ドル安となった他、アジアやヨーロッパの各国株価指数も2%を超える下落となりました。そんな中ビナミルク株価は金曜日に上昇しました。また、VN指数も金曜日こそ下落しましたが、その下落率は前日比0.52%と日経平均やNYダウの下落率の1/5程度で、木曜日には史上初めて1,500ポイントを突破していました。ビナミルク株価、VN指数とも週末終値は先週末終値から上昇し、ベトナム株式市場の独自の道を進む姿が改めて確認されました。

とは言え、今回発見された新しい変異株の詳細がまだわかっていないため、それが明らかになるまでは世界の株式市場にとって厳しい展開が続き、ベトナム株式市場も少なからずその影響を受けることが予想されます。今週は不安要素だけが意識され、世界の株式市場が過剰に悲観的になってしまった感がしないでもありませんが… いずれにしても、まず来週どのような動きになるか注目したいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。