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ベトナム株 資産運用

ベトナム株の状況(11/12 2週連続下落は免れたものの…)

こんにちは、エムケーワイです。

プロ野球のCSファイナルステージは、セ・パ共にペナントレース優勝チームが最短の第3戦で日本シリーズ進出を決めました。第3戦で同日に決まっただけでなく、3試合の結果においてもセ・パで共通事項の多いファイナルステージとなりました。

  • 第1戦:ペナント優勝チームの先発投手が完封
  • 第2戦:ペナント優勝チームが継投で完封勝利
  • 第3戦:引き分けで決着

ここまで結果が共通することは非常に珍しいのではないでしょうか!?

セ・リーグはペナント優勝チームと、ペナント3位ながら負け越したチームとの対戦であったことや、ペナント終盤の両チームの戦いぶりからある程度予想された結果でしたが、パ・リーグはペナントが最後まで大混戦だったので、予想外に早く終わってしまったと感じました。ただ、第3戦9回裏無死1塁からの連続強攻策はお見事でした!!

この結果セ・パの優勝チーム同士で日本シリーズが争われることになり、誰もが納得できる決着だったのではないでしょうか。

では、ビナミルク株価の報告です。

1. 11月12日の終値

11月12日(金)のビナミルク株価の終値は89,300VNDで、先週末終値から100VND上昇しました。上昇したとはいえなんとも寂しい上昇幅で90,000VND奪還はなりませんでした。

週間の動きとしては、月曜日は大きく上昇して一時91,000VNDを超えました。終値は91,000VNDを割り込んだものの、火曜日以降の動きに期待を抱かせましたが、勢いは続きませんでした。火曜日は91,000VNDで始まりましたが、その後急落して終値はあっさり90,000VNDを割り込みました。すると水曜日以降も下落し続けました。金曜日も始値こそ90,000VNDでしたが終値はそこから700VND、前日終値からも300VND下落してしまいました。結局4日続落となり、週を通して一時的に90,000VNDを超えてもそれを維持できない状況が続きました。

約定日(2020年8月19日)から11月12日までの株価とVND評価額の推移をグラフにすると下図のようになります。株価は左目盛、VND評価額は右目盛です。昨年9月25日までの株価は、無償割り当てによる調整はしていません。

節目の90,000VND、できれば即回復して欲しかったのですが、そうは問屋が卸してくれませんでした。割り込むときはあっさりですが、回復には時間がかかりそうです。週初に一時91,000VNDを超えることもあっただけに残念です。先週末終値からはわずかに上昇して2週連続下落とはならなかったものの、今週は火曜日から4日続落して終わったので、来週の動きが心配です。

日経平均、NYダウ、VN指数を含めた動きは下図のようになりました。

日経平均は先週、衆議院選挙の結果が好感され、先々週末終値から大きく上昇しました。しかし、先週木曜日に29,800円台から下落した悪い流れを止めることができず、月曜日は29,735円で始まりながら29,507円まで値を下げ、3営業日続落となりました。すると火曜日、水曜日も下落を止められず、連続下落記録を5営業日まで伸ばしました。これは、アメリカの消費者物価指数(CPI)が大幅に上昇したことや、中国の恒大集団のデフォルトに対する懸念の再拡大によるものと思われます。水曜日の終値は29,106円となりましたが、木曜日に反発して29,277円まで上昇すると、金曜日は窓を開けて続騰し、週末終値は29,609.97円となりました。こちらは、恒大集団のデフォルト懸念の後退とオプションSQの通過が要因と考えられます。こうしてなんとか29,600円台を回復しましたが、先週末終値からはわずか1.6円ですが下落し、3週連続上昇とはなりませんでした。昨年10月23日終値に対するパフォーマンスは125.91%となりました。今週の日経平均は国内要因というよりは海外要因の影響を受けて上下しました。国内の決算発表が一段落したので、来週もこの状況が続くかもしれません。

先週まで週末終値が5週連続で上昇し、遂に36,000ドルを突破したNYダウは、今週月曜日も引き続き上昇し、一時36,565ドルを記録しました。しかし、火曜日に下落に転じると、水曜日に発表された10月の消費者物価指数(CPI)が市場予想を上回り、インフレ懸念が強まって下落幅を広げました。更に木曜日も続落して36,000ドルを割り込んでしまいました。金曜日は反発してすぐに36,000ドル台を回復しましたが、週末終値は36,100.31ドルに留まりました。この結果、先週末終値からは227.64ドル下落して6週連続上昇とはなりませんでした。昨年10月23日終値に対するパフォーマンスは127.40%となりました。先週までの5週連続上昇を「破竹の勢い」と表現しましたが、ここに来てインフレ懸念の強まりが利上げの前倒し観測につながり、NYダウの上値を抑える形になって来ました。今回の下落がこれまでの上昇に対する一時的な調整になるのか、それともインフレ懸念がくすぶり続けるのか、来週の動向に注目です。

VN指数の週末終値は先週まで2週連続で過去最高値を更新していましたが、今週も堅調な動きを見せました。月曜日に3営業日続伸で1,467.57ポイントまで上昇すると、火曜日は利益確定売りが出て下落しましたが、それでも1,460ポイント台は維持しました。水曜日、木曜日は小幅な上昇、下落で1,460ポイント台を維持すると、金曜日は前日比で下落する時間帯もありましたが、午後には反発して1,470ポイントを超えました。週末終値はほぼ高値引けの1,473.37ポイントとなり、先週末終値から16.86ポイント上昇して、3週連続での最高値更新です。昨年10月23日終値に対するパフォーマンスも153.27%となりました。利益確定売りをこなしながらも週間では着実に上昇を続けています。新型コロナウイルスの新規感染者数は金曜日には9,000人に迫るところまで増えているのですが、出来高の高い状態が維持されており、今のところVN指数への影響は大きくないようです。ただ、大型株から中小型株へのシフトが始まりつつあり、ビナミルク株価にとっては厳しい状況になりそうです。

ビナミルク株価の昨年10月23日終値に対するパフォーマンスは81.18%となりました。

2. 手数料込での損益

次に手数料込での損益を見てみます。

「ベトナム株を買ってみた!」で記載した通り、ビナミルク(VNM)株購入の際には税込みで1,320,000VNDの手数料がかかっています。

11月12日終値で手数料込みの損益を計算すると下表のようになります。

VND評価額は53,580,000VND、VND損益は-5,740,000VNDで先週から60,000VND増加しました。増加とは言っても増加率は0.1%程度でほぼほぼ横ばいですね。

円換算評価額は266,293円、円換算損益は-7,207円で先週から834円増加しました。こちらも増加率はわずか0.3%程です^_^;

損益率はVNDでは9.7%のマイナス、円換算では2.6%のマイナスとなりました。VND損益がプラスになる日は来るでしょうか?

3. まとめ

今週のビナミルク株価の週末終値は89,300VNDで、先週末終値から100VND上昇しました。2週連続下落は免れましたが、VN指数の週末終値が3週連続で過去最高値を更新する中、わずか100VNDの上昇に留まってしまいました。

先週の日経平均は、衆議院選挙の結果を受けて大きく上昇し、週末終値は29,600円を突破しました。しかし、今週は前半に下落し、後半に盛り返したものの、週末終値は29,609.97円で、先週末終値からわずかに(1.6円)下落してしまいました。

NYダウの週末終値は先週まで5週連続で上昇し、先週末終値は遂に36,000ドルを超えましたが、今週はさすがに息切れしました。週末終値はなんとか36,000ドル台を維持したものの、先週末終値からは227ドル下落し、6週連続上昇とはなりませんでした。

VN指数は先週節目の1,450ポイントを突破しましたが、今週も利益確定売りをこなしながら着実に上昇し、週末終値は1,470ポイントを突破しました(1,473.37ポイント)。これで3週連続上昇となるとともに、過去最高値も3週連続で更新しました。そんな中ビナミルク株価に一向に上昇する気配がないことはなんとも寂しい限りです。

最後までお読みいただきありがとうございました。