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ベトナム株 資産運用

ベトナム株の状況(11/5 3週連続上昇はぬか喜びに終わりました)

こんにちは、エムケーワイです。

早いもので11月に入り、今年も残すところ2ヶ月を切りました。

先月31日(日)に投開票が行われた衆議院選挙では、当初自民党の苦戦が予想されていましたが、ふたを開けてみると自民党が議員数は減らしたものの、単独で絶対安定多数を獲得しました。野党では日本維新の会が議員数を大きく伸ばしましたが、第一野党の立憲民主党は共産党との選挙協力が裏目に出て、議席数を減らしてしまいました。国民は新型コロナウイルスへの対応をはじめとして与党に対して不満を持っていたと思うので、立憲民主党にとって勢力を拡大する大きなチャンスだったのですが、その不満の受け皿になれなかったということですね。

この結果は国内の株式市場では好感されましたが、ビナミルクの株価はどうだったでしょうか!?

1. 11月5日の終値

11月5日(金)のビナミルク株価の終値は89,200VNDで、先週末終値から1,500VND下落しました。先週は購入以来初の3週連続上昇となり、さあこれから!と期待させましたが、3週間でコツコツと積み上げた分以上が今週1週間で吹き飛んでしまいました( ;∀;)

週間の動きを見てみると、月曜日に90,000VNDちょうどまで下落とすると、火曜日は89,200VND、水曜日は88,200VNDと3日間で先週末終値から2,500VNDも下落しました。木曜日は88,400VNDとわずかに反発し、金曜日はなんとか89,000VND台に値を戻しましたが、90,000VND台を維持することができませんでした。

今週はVN指数が調整を挟みながらも先週末終値からは上昇したので、ビナミルク株価の弱さが際立つ結果になりました。3週連続上昇と言いながら、その間の上昇幅が小さかったので嫌な予感はしていたのですが…

約定日(2020年8月19日)から11月5日までの株価とVND評価額の推移をグラフにすると下図のようになります。株価は左目盛、VND評価額は右目盛です。昨年9月25日までの株価は、無償割り当てによる調整はしていません。

株価は先週までの3週間なんとか90,000VND台を維持して少しずつ上昇していましたが、今週あっさりと90,000VNDを割り込んでしまいました。必然的にVND評価額も54,000,000VNDを割り込みました。来週は即90,000VND台を回復できるか、それとも更に値を下げて再び購入以来最安値領域に突入するかの瀬戸際で、結構重要な週になると思われます。

日経平均、NYダウ、VN指数を含めた動きは下図のようになりました。

今週の東京市場は3日(水)が祝日であったため4日間の取引でした。先々週、先週の衆議院選挙期間中の日経平均は「衆議院解散後の選挙期間中は日経平均が上昇する」というアノマリーは当てはまりませんでした。しかし、選挙の結果自民党が単独で絶対安定多数を獲得したことが好感され、月曜日は先週末終値比で750円以上して一気に29,600円を突破しました。火曜日は29,500円台に反落しましたが、アメリカ時間の3日(水)に開催された連邦公開市場委員会(FOMC)で、11月からテーパリングを開始するものの、利上げについては時期尚早との認識が表明されると、木曜日には一時29,880.81円まで上昇しました。金曜日も好調なアメリカ市場の流れを受け29,840円で始まりましたが、利益確定売りに押されて下落し、週末終値は前日比182.80円安の29,611.57円となりました。先週末終値比からは718.88円の上昇となりましたが、月曜日の終値を下回ってしまいました。昨年10月23日終値に対するパフォーマンスは125.92%となりました。来週は30,000円を奪還する展開になるでしょうか?

週末終値が2週連続で過去最高値を更新したNYダウは、今週も 火曜日に36,000ドルを突破するなど、木曜日を除き連日過去最高値を更新し続けました。週末終値は先週末終値比508.39ドル高の36,327.95ドルとなり、昨年10月23日終値に対するパフォーマンスは128.21%となりました。節目の36,000ドルを比較的あっさり突破した後も、現地時間5日(金)に発表された雇用統計で、非農業部門の就業者数の伸びが市場予想を上回り、NYダウを押し上げました。週末終値はこれで5週連続上昇となり、この間2,000ドル上昇しました。まさに破竹の勢いですが、この勢いはいつまで続くでしょうか?

VN指数は先週水曜日に節目の1,400ポイントを突破すると、その後も調整することなく上昇し続け、週末終値は過去最高値を更新する1,444,27ポイントとなりました。今週月曜日はさすがに利益確定売りが出て下落したものの、火曜日には即反発し、終値は1,450ポイントを超えて過去最高値を更新しました。すると、水曜日は一時1,463.63ポイントまで上昇しましたが、そこから値を下げて終値は1,450ポイントを割り込んでしまいました。しかし、木曜日、金曜日と2日連続で上昇し、週末終値は1,456.51ポイントを記録して、2週連続で過去最高値を更新しました。先週末終値からの上昇幅は12.24ポイントで、先週の上昇幅に比べると少なくなりましたが、出来高は高い水準が維持されており、着実に1,500ポイントを目指しているように見えます。昨年10月23日終値に対するパフォーマンスも151.52%となりました。ただ、新型コロナウイルスの新規感染者数は明確に増加に転じ、先週4,000人を超えたと報告しましたが、今週金曜日には7,500人を超えました。これによりVN指数の上値が抑えられることが懸念されます。

ビナミルク株価の昨年10月23日終値に対するパフォーマンスは81.09%となりました。

2. 手数料込での損益

次に手数料込での損益を見てみます。

「ベトナム株を買ってみた!」で記載した通り、ビナミルク(VNM)株購入の際には税込みで1,320,000VNDの手数料がかかっています。

11月5日終値で手数料込みの損益を計算すると下表のようになります。

VND評価額は53,520,000VND、VND損益は-5,800,000VNDで先週から900,000VND減少しました。先週ようやくVND損失が5,000,000VNDを下回ったと思ったら、わずか1週間でVND損失5,000,000VND超に戻ってしまいました。

円換算評価額は265,459円、円換算損益は-8,041円で先週から9,362円減少しました。先週は円安のお陰で円換算損益がプラスに転じましたが、こちらもわずか1週間でマイナスに戻りました。

損益率はVNDでは9.8%のマイナス、円換算では2.9%のマイナスとなりました。

3. まとめ

今週のビナミルク株価の週末終値は89,200VNDで、先週末終値から1,500VND下落しました。先週までの3週間で上昇した分以上が吹き飛んでしまいました。VN指数が上昇する中、相変わらず弱い状態が続いています。

衆議院選挙の結果を受け、今週の日経平均はとりあえず大きく上昇し、週末終値は29,600円を突破しました。しかし、月曜日の終値を上回ることができなかったので、再び30,000円を目指す展開になるか来週の動きに注目です。

NYダウは今週も上昇し、週末終値は36,000ドルを超えました。これで週末終値は5週連続上昇となり、3週連続で過去最高値を更新しました。快進撃が続いていますが、5週間で2,000ドル以上上昇しているので、来週は若干の調整があるかもしれません。

先週過去最高値となる1,440ポイントを突破したVN指数は、今週調整を挟みながらも引き続き上昇し、週末終値は1,450ポイントを超えました。この後どこまで上昇して行くでしょうか?ただ、新型コロナウイルスの新規感染者数が再び上昇に転じたことが懸念されます。

最後までお読みいただきありがとうございました。