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ベトナム株 資産運用

ベトナム株の状況(9/3 ベトナム建国記念日で流れが変わるか!?)

こんにちは、エムケーワイです。

早いもので9月に入ってしまいました。今年も2/3が終わったわけです。

これまでの8ヶ月を振り返ると、新年早々ビナミルクの株価が急落し、その後もズルズルと下落して、現在は損益がマイナスになっています。昨年中はこんなことになるとは全く考えていませんでした^_^;

それ以外にも個人的には思い通りにいかないことが多かったです。良かったのは宅地建物取引士の資格を無事取得できたことくらいでしょうか。その資格も現状は全く活かせていませんが…

新型コロナウイルス感染も、政府や行政は自粛とワクチン接種以外の有効な対策を打ち出せないまま延々と続いています。ワクチン接種はようやく行き渡りつつありますが(私は先月末に1回目のワクチン接種を終え、今月末に2回目の接種を受ける予定です。腕が痛くなった以外は副反応はありませんでした。)、菅内閣の支持率はじりじりと下がり続け、ついに菅首相は次期自民党総裁選不出馬を表明するに至りました。

今年の残り4ヶ月で、新型コロナウイルスの感染状況が改善され、プライベートでも現在の芳しくない状況が好転することを願っています。

では、今週のビナミルク株価の報告です。

1. 9月3日の終値

今週はベトナムの建国記念日で2日(木)と3日(金)が休日だったため、ホーチミン市場は月曜日から水曜日まで3日間の取引でした。今回は9月1日(水)の終値を9月3日(金)の終値として扱います。

9月3日(金)のビナミルク株価の終値は88,100VNDで、先週から1,100VND上昇しました。

先週は、月曜日に急落後徐々に値を上げていきましたが、結局月曜日の下落分を取り返すことができませんでした。今週は月曜日に87,400VNDまで上昇すると、火曜日は変わらず、水曜日午前中に88,000VNDを回復し、その後は88,000VNDを挟む攻防となりました。最終的にはわずか100VNDですが、88,000VNDを上回りました。上昇したとはいえ、イマイチ勢いには欠けています。しかし、3週連続下落を免れて上昇したので、建国記念日の休暇明けの動きに期待したいと思います。

約定日(2020年8月19日)から9月3日までの株価とVND評価額の推移をグラフにすると下図のようになります。株価は左目盛、VND評価額は右目盛です。昨年9月25日までの株価は、無償割り当てによる調整はしていません。

今週のホーチミン市場は3日間だけの取引で、建国記念日の休日前ということもあり方向感がつかみにくい中、なんとか3週連続下落を免れました。まだまだ上がったり下がったりの繰り返しで、力強く上昇して行く雰囲気はありませんが、1日でも早く節目となる株価90,000VND、VND評価額54,000,000VNDを回復、突破して欲しいものです。

日経平均、NYダウ、VN指数を含めた動きは下図のようになりました。

先週、週間で600円以上上昇した日経平均は、アメリカ時間先週金曜日のジャクソンホール会議でパウエルFRB議長が利上げに慎重な姿勢を示し、NYダウが上昇したことを受けて、月曜日は陰線を描いたものの、先週末終値からは上昇して始まりました。その後も着実に上昇を続け、金曜日には前日終値比でプラス584.60円の急伸を見せました。週末終値は29,128.11円で一気に29,000円を突破するとともに、先週末終値からはなんと1,486.97円も上昇しました! 昨年10月23日終値に対するパフォーマンスも123.86%と、先週から6%以上上昇しました。金曜日の急伸のきっかけは、菅首相が自民党総裁選に出馬しないことを表明したことですが、それにより日経平均が大幅に上昇するとは何とも皮肉です。それだけ菅首相に対する失望が大きかったということですね。日経平均先物は更に500円近い上昇を見せていますが、この2週間で2,000円以上上昇しているので、来週は堅調な動きを見せながらも利益確定売りが出やすくなるかもしれません。

NYダウは先週金曜日、ジャクソンホール会議を無事通過し、木曜日の下落分を取り戻すとともに、週間でも上昇して終わりましたが、今週は月曜日から水曜日まで少しずつ値を下げて行きました。木曜日は反発したものの金曜日は再び下落し、週末終値は先週末終値から86.71ドル安の35,369.09ドルでした。 昨年10月23日終値に対するパフォーマンスは124.82%となりました。新型コロナウイルスのデルタ株への感染拡大が株価の上値を抑えていましたが、金曜日に発表された8月の雇用統計で、非農業部門の雇用者数の伸びが市場予想を大きく下回り、感染拡大による景気回復の鈍化懸念が改めて意識される形となりました。ただ、失業率は前月から若干改善し、S&P500やナスダックは週間で上昇しているので、来週も一進一退の展開が続くのではないでしょうか?

前述の通り、今週のホーチミン市場は月曜日から水曜日まで3日間の取引でした。7月の初めに1,400ポイントを突破した後調整が続いているVN指数ですが、今週は3日とも陽線を描きました。週末終値は3週間ぶりに上昇し、先週末終値から21.45ポイント高の1334.65ポイントとなりました。昨年10月23日終値に対するパフォーマンスは138.84%です。3日とも陽線を描いて上昇したものの、先々週末の急落分を取り戻すことはできていません。また、1,340~1,350ポイント付近が上値抵抗線となり、売りが出る可能性があることや、新型コロナウイルス新規感染者数の7日間平均が13,000人を超え、感染拡大が続いていることから、来週以降も楽観できる状況にはないと思われます。

ビナミルク株価の昨年10月23日終値に対するパフォーマンスは80.09%となり、辛うじて80%を超えることができました。

2. 手数料込での損益

次に手数料込での損益を見てみます。

「ベトナム株を買ってみた!」で記載した通り、ビナミルク(VNM)株購入の際には税込みで1,320,000VNDの手数料がかかっています。

9月3日終値で手数料込みの損益を計算すると下表のようになります。

VND評価額は52,860,000VND、VND損益は-6,460,000VNDで、先週から660,000VND上昇しました。

円換算評価額は252,142円、円換算損益はー21,358円で、先週から3,116円減少しました。VND評価額、VND損益は増加したものの、円高になり円換算評価額、円換算損益は減少するという先週とは逆の動きになりました。

損益率はVNDでは10.9%のマイナス、円換算では7.8%のマイナスとなりました。

3. まとめ

今週のビナミルク株価の終値は88,100VNDで、先週末終値から1,100VND上昇しました。今週のホーチミン市場は3日間のみの取引で、今ひとつ勢いはつきませんでしたが、わずかでも88,000VNDを超えたので、建国記念日の休暇明けの動きに期待したいと思います。

今週の日経平均は先週末終値から1,500円近くも上昇し、一気に29,000円を超えてきました。月曜日から堅調な動きを見せていましたが、金曜日に菅首相が自民党総裁選に出馬しないことを表明し、更に上昇の勢いが加速しました。上昇モードに入ったようにも思われますが、この2週間で2,000円以上上昇しているので、利益確定売りに注意が必要です。

NYダウは先週ジャクソンホール会議を無事通過し、週間では上昇しましたが、今週は新型コロナウイルスのデルタ株への感染拡大と、それにより雇用者数の伸びが市場予想を大きく下回ったことで、週を通して軟調な展開となりました。来週も一進一退の展開が続くと思われます。

VN指数は今週3日とも陽線を描き、週末終値は3週間ぶりに上昇しました。しかし、上昇率は1.6%程で、来週も1,340~1,350ポイントで上値を抑えられる可能性があります。また、新型コロナウイルスの新規感染者数が高止まりしており、予断を許さない状況が続いています。

最後までお読みいただきありがとうございました。