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ベトナム株 資産運用

ベトナム株の状況(8/27 株価90,000VNDが遠くなりにけり)

こんにちは、エムケーワイです。

新型コロナウイルスのデルタ株への感染拡大が続いています。東京はピークアウトが見えてきた感がありますが、地方では過去最多を更新する県が増えています。

皆さんは1回でもワクチン接種を受けたでしょうか?私は明日8月29日(日)、1回目の接種を受けます。妻もいっしょに受けます(本当は日にちをずらした方が良かったのかもしれませんが…)。ワクチンはモデルナ製で、ファイザー製に比べて副反応の可能性が高いということで、少し心配しています。

ちなみに、私の両親や義母は既に2回の接種を終えていますが、幸い3人とも大した副反応はありませんでした。ワクチンはファイザー製でした。

遅れていると言われていた日本のワクチン接種ですが、ようやく私の周りでも接種が進んできました。1日も早く多くの国民が接種を終え、感染や重症化をリスクを抑えることができるようになれば、少し明るい未来が見えてくると思います。

では、今週のビナミルク株価の報告です。

1. 8月27日の終値

8月27日(金)のビナミルク株価の終値は87,000VNDで、先週から800VND下落してしまいました。下落幅は小さかったものの2週連続の下落です。

先週金曜日のVN指数3.3%急落の余波が残っていたのか、今週月曜日も86,000VNDまで大幅に下落しました。火曜日以降は少しずつ値を上げていきましたが、月曜日の下落分をカバーすることはできませんでした。今週は一度も88,000VNDにも到達せず、90,000VNDが少し遠くなってしまいました。今週は実質ビナミルク株保有2年目のスタートでしたが、幸先良い2年目のスタートを切ることができませんでした。

約定日(2020年8月19日)から8月27日までの株価とVND評価額の推移をグラフにすると下図のようになります。株価は左目盛、VND評価額は右目盛です。昨年9月25日までの株価は、無償割り当てによる調整はしていません。

先々週株価回復の兆しが見えたかと思ったのですが、その後2週連続下落で、厳しい状況から脱することができません。4月末から5月初めにかけて急落し、株価が90,000VNDを割り込んで以降、一時的に90,000VNDを突破してもすぐに跳ね返される状況が続いています。週末終値として85,000VNDは割り込んでいませんが、いつまでも90,000VNDを超えられない状況が続くと、我慢しきれずに一段安となって、85,000VNDを割り込む日が来るのではないかと不安になります。

日経平均、NYダウ、VN指数を含めた動きは下図のようになりました。

NYダウは先週、週末終値が3週間ぶりに下落し、連続過去最高値更新がストップしました。量的緩和縮小の時期が早まるとの観測やアフガニスタン情勢による地政学リスク等により、今週も上値が抑えられることが予想されましたが、月曜日は上昇して始まりました。火曜日、水曜日と35,400ドル付近での小康状態が続いた後、木曜日に35,213ドルまで下落しましたが、金曜日にはその下落分を取り戻し、終値は35,455.80ドルまで上昇しました。先週末終値からは335.72ドル上昇し、昨年10月23日終値に対するパフォーマンスは125.13%となりました。金曜日にはジャクソンホール会議で米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が講演し、「量的緩和縮小を年内に始めるのが適切」との考えを述べたものの、市場の想定範囲内であったこと、また、利上げには慎重な姿勢を示したことから買い安心感が広がったようです。ひとつの山は越えましたが、今後は新型コロナウイルスの感染状況やアフガニスタン情勢を睨みながらやや神経質な動きになるのではないかと思われます。

日経平均は先週何とか27,000円台をキープしたものの、前週末終値から960円以上下落しました。先週はほぼ右肩下がりで下落したので、こちらも今週の動きが心配されましたが、月曜日は大幅に上昇して27,500円に迫りました。火曜日も連騰して27,700円を突破すると、木曜日まで27,700円台を維持していましたが、金曜日は前日比で101.15円下落し、週末終値は27,641.14円となりました。それでも先週末終値からは627.89円上昇し、とりあえず上記の心配は杞憂に終わりました。昨年10月23日終値に対するパフォーマンスは117.54%でした。横浜市長選挙での菅首相支援候補の敗北による政局不安、アフガニスタン情勢による地政学リスクと株価に逆風が吹く中でも日経平均が上昇したこと、NYダウがアメリカ時間27日のジャクソンホール会議を経て上昇したことから、来週28,000円を奪還できるかどうかは分かりませんが、大きく下落するリスクは小さくなったと考えます。

先週金曜日に前日比3.3%も急落したVN指数は、今週月曜日も先週末終値比で2.3%下落し、節目の1,300ポイントを割り込みました。火曜日もわずかですが下落し、3営業日続落となりました。水曜日に反発し1,300ポイント台を回復すると、木曜日は下落したものの1,300ポイント台を維持、金曜日は午前中の下落から午後に上昇に転じ、前日比で12ポイント上昇して今週の取引を終えました。しかし、週末終値は、先週末終値より16.23ポイント安の1,313.20ポイントで、昨年10月23日終値に対するパフォーマンスは136.61%となりました。ホーチミン市場では外国人投資家の売り越しが続いています。また、新型コロナウイルス新規感染者数の7日間平均が10,000人を超える状況となり、今後の経済成長への懸念が広がっています。来週も1,300ポイント台を維持することができるでしょうか?

ビナミルク株価の昨年10月23日終値に対するパフォーマンスは79.09%となりました。

先週「世界同時株安の様相を呈して来た」と書きましたが、NYダウ、日経平均は上昇し、ひとまずその心配は回避されました。

2. 手数料込での損益

次に手数料込での損益を見てみます。

「ベトナム株を買ってみた!」で記載した通り、ビナミルク(VNM)株購入の際には税込みで1,320,000VNDの手数料がかかっています。

8月27日終値で手数料込みの損益を計算すると下表のようになります。

VND評価額は52,200,000VND、VND損益は-7,120,000VND で、先週から480,000VND下落しました。損失は先週から更に拡大し、7,000,000VNDを超えてしまいました。

一方円換算評価額は255,258円、円換算損益は-18,242円でした。VND評価額、VND損益は先週から減少しましたが、円安が進んだため円換算評価額、円換算損益は先週から5,028円増加しました。

損益率はVNDでは12.0%のマイナス、円換算では6.7%のマイナスとなりました。円安によりVNDと円換算のバランスがかなり悪くなってきました。

3. まとめ

昨年8月19日にビナミルク株を購入してから2年目に突入しました。

今週のビナミルク株価の終値は87,000VNDで、先週末終値から800VND下落しました。先週金曜日のVN指数急落の余波で、月曜日も大きく続落し、その後値を戻していきましたが、月曜日の下落分を取り戻すことができませんでした。

日経平均は先週、前週末終値から1,000円近くも急落してしまいましたが、今週は反発し、先週末終値から627円上昇しました。アメリカで現地時間27日のジャクソンホール会議を波乱なく通過したことから、来週の下値リスクも縮小されたと思われます。

先週、週末終値の過去最高値更新が途絶えたNYダウは、今週も下値を探る展開が予想されましたが、週末終値は先週から335ドル上昇し、35,455.80ドルとなりました。ジャクソンホール会議でのFRB・パウエル議長の講演内容が市場の想定範囲内となり、買い安心感が広がりました。

先週金曜日に前日比3.3%も急落したVN指数は、今週も月曜日に前週末終値から2.3%下落しました。その後回復したものの、週末終値は先週比16.23ポイント安の1,313.20ポイントで、2週連続の下落となりました。

先週の動向から危惧された世界同時株安は、日経平均、NYダウが上昇したことにより、ひとまず回避されました。

最後までお読みいただきありがとうございました。