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ベトナム株 資産運用

ベトナム株の状況(10/8 VN指数が5連騰する中で…)

こんにちは、エムケーワイです。

9月26日(日)に2回目の新型コロナウイルスのワクチン接種を受けました。

1回目の副反応は「ベトナム株の状況(9/10 何故か過去の株価が下がりました)」に記載した通り、私は腕の痛み、私の妻は腕の痛みからのモデルナアームで、発熱には至りませんでしたが、2回目は私も妻も翌日熱が出ました。熱は二人とも最高で38℃程で、幸いその翌日にはほぼ平熱に戻りました。一方で腕の痛みは1回目に比べると随分ましでした。

夫婦そろって2回のワクチン接種が終わり、副反応は私たちの年代の想定範囲内のものであったと思います。これで少し安心して生活できるようになりますが、マスクの着用や手指の消毒といった感染予防対策は継続していこうと思います。

では、今週のビナミルク株価の報告です。

1. 10月8日の終値

10月8日(金)のビナミルク株価の終値は89,600VNDで、先週末終値から200VND下落しました。残念ながら先々週久しぶりに90,000VNDを奪還した後2週連続下落となりました。

今週月曜日は90,000VNDを超えて始まりました。しかし、終値で90,000VND台を維持したものの陰線を描きました。火曜日も続落してあっさり90,000VNDを割り込むと、水曜日、木曜日も下落し、木曜日終値は88,800VNDとなりました。金曜日は反発し、一時90,000VNDに到達しましたが、終値は90,000VNDを維持できませんでした。

今週はVN指数が連日上昇していただけに、その勢いから取り残される形となったビナミルク株価の弱さが改めて感じられました。やはり今年いっぱいは我慢の日々が続くのかもしれません。

約定日(2020年8月19日)から10月8日までの株価とVND評価額の推移をグラフにすると下図のようになります。株価は左目盛、VND評価額は右目盛です。昨年9月25日までの株価は、無償割り当てによる調整はしていません。

ビナミルク株価の90,000VND奪還およびVND評価額の54,000,000VND奪還はなりませんでした。今年のこれまでの値動きを見ると、年内に状況が好転する可能性は低いように思われます。大きく上昇することは期待しないので、せめてグラフ縦軸の下限値を更新することがないよう踏ん張って欲しいところです。

日経平均、NYダウ、VN指数を含めた動きは下図のようになりました。

先週5日続落となり、週末終値が30,000円どころか29,000円をも割り込んだ日経平均は、今週も水曜日まで下落し続け、なんと8営業日連続下落となりました。これは2009年以来ということです。木曜日の終値は27,528円で、先週までの中国恒大集団問題、アメリカ政府の債務上限問題に加え、原油価格の上昇が重しとなり、先週末終値から1,200円以上下落してしまいました。しかし、木曜日はアメリカ政府の債務上限引き上げが合意に至るとの期待から反発し、金曜日もその流れを引き継ぎ続騰しました。その結果週末終値は28,048.94円と、わずかですが28,000台を回復しました。それでも先週末終値からは722.13円の下落となり、昨年10月23日終値に対するパフォーマンスも119.27%で120%を下回りました。これで3週連続の下落です。自民党総裁選前の9月28日終値からも2,000円以上下落しており、岸田総裁選出、新内閣発足のご祝儀相場は全くありませんでしたね。国外の不安要素は解消されたわけではありませんが、14日(木)には衆議院が解散されます。これをきっかけに改めて政策期待の高まりによる日経平均の上昇が見られるでしょうか?

NYダウは9月10日以降週末終値が34,500ドル前後を上下していましたが、今週月曜日は34,000ドルまで下落しました。しかし、火曜日以降は上昇し、木曜日には34,500ドルを突破して、終値は34,754ドルとなりました。3日間で700ドル以上し、金曜日は更なる上昇が期待されましたが、雇用統計で雇用者数の増加幅が市場予想を下回った一方、失業率が市場予想以上に改善されたことを受け、前日終値を挟んで上下する動きとなりました。結局週末終値は前日終値を8.69ドル下回る34,746.25ドルとなり、先週末終値から419.79ドル上昇しました。昨年10月23日終値に対するパフォーマンスは122.62%です。再び35,000ドルを目指して上昇して行くことが期待されますが、NY原油価格が一時80ドルを超え、2014年以来の水準まで上昇しています。また、長期金利も上昇しており、これらの要因が来週以降の動きにどのように影響するでしょうか?

先週のVN指数週末終値は2週連続下落となり、節目の1,350ポイントを割り込んで1,330ポイント台となりました。しかし、今週は月曜日に1,340ポイント直前まで上昇すると、火曜日も続騰し一気に1,350ポイントを突破しました。その後も3日連続で上昇し、水曜日には1,360ポイントを、金曜日には1,370ポイントを超えました。週末終値は1,372.73ポイントとなり、先週末終値から37.84ポイント上昇しました。昨年10月23日終値に対するパフォーマンスも142.81%となり、140%台を奪還しました。8月末に1,300ポイントを割り込むところまで急落して以降、一時的に1,350ポイントを超えてもそこから上昇して行くことができていませんでしたが、今週は1,350ポイントを超えた後も引き続き上昇しました。 出来高が少ない状況が続いているようですが、新型コロナウイルスの新規感染者数の7日間平均が8日(金)には5,000人を下回ったこともあり、来週以降再び1,400ポイントを目指して上昇することが期待されます。

ビナミルク株価の昨年10月23日終値に対するパフォーマンスは81.45%となりました。相変わらずポツンと蚊帳の外です。

2. 手数料込での損益

次に手数料込での損益を見てみます。

「ベトナム株を買ってみた!」で記載した通り、ビナミルク(VNM)株購入の際には税込みで1,320,000VNDの手数料がかかっています。

10月8日終値で手数料込みの損益を計算すると下表のようになります。

VND評価額は53,760,000VND、VND損益は-5,560,000VNDで先週から120,000VND減少しました。

円換算評価額は260,736円、円換算損益は-12,764円で先週から5,970円減少しました。今週は円安効果がやや薄れ、円換算損失が再び10,000円を超えてしまいました。

損益率はVNDでは9.4%のマイナス、円換算では4.7%のマイナスとなりました。

4月30日以降かれこれ半年近くVND損益がマイナスに沈んでいます。プラスに転じるには株価が10,000VND程、率にして11%上昇する必要があるのでまだまだ時間がかかりそうです。

3. まとめ

今週のビナミルク株価の週末終値は89,600VNDで、先週末終値から200VND下落し、2週連続下落となりました。先々週久しぶりに90,000VNDを突破し、そのまま上昇して行くことが期待されましたが、今週はVN指数が5連騰する中、ずるずると下落してしまいました。

先週5日続落した日経平均は今週も水曜日まで続落し、2009年以来の8営業日連続下落を記録しました。木曜日、金曜日は反発したものの、水曜日までの下落分を挽回するには至らず、週末終値は先週末終値から722円安の28,048.94円となりました。岸田総裁選出によるご祝儀相場はありませんでしたが、来週の衆議院解散で政策期待の再燃が見られるでしょうか?

NYダウは今週反発し、先週末終値から419ドル高の34,746.25ドルとなりました。アメリカ政府の債務上限引き上げが暫定合意に至ったことが好感されましたが、原油価格と長期金利が上昇しており、予断を許さない状況が続きそうです。

VN指数は今週5日連続で上昇しました。週末終値は先週末終値から37.84ポイント上昇し、1,372.73ポイントとなりました。週末終値が1,370ポイントを超えるのは約3ヶ月ぶりです。新型コロナウイルスの新規感染者数が確実に減少してきており、このまま再び1,340ポイントを目指す展開となるでしょうか!?

最後までお読みいただきありがとうございました。