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ベトナム株 資産運用

ベトナム株の状況(9/10 何故か過去の株価が下がりました)

こんにちは、エムケーワイです。

新型コロナウイルスの新規感染者数が減少に転じたようです。国民の自粛が続いていることと(一部我慢しきれなくなった人がいるようですが…)ワクチン接種が進んだことが要因だと思われます。

私は「ベトナム株の状況(8/27)」、「ベトナム株の状況(9/3)」で記載した通り、8月29日(日)に1回目のワクチン接種を受けました。副反応としての腕の痛みは接種翌日がピークで、翌々日にはだいぶ和らぎ、その後数日で痛みはなりました。

私の妻もいっしょに接種し、同じような副反応が出て、同じように回復していったのですが、接種から1週間後に接種部位周辺が赤く腫れて熱を持つようになりました。ワクチンがモデルナ製だったので、いわゆる「モデルナアーム」というやつです(男性より女性に多いらしいですね)。腫れと熱が引くまでは患部を冷却シートで冷やしていました。で、冷却シートの在庫がなくなったので、2回目の接種(今月末)に備えて購入しておこうとしたのですが、市内のドラッグストアを数軒回ったところ全て在庫切れになっていました。何故!? モデルナアームのせいでこのようなことになっているのでしょうか? こまめにドラッグストアを回って今月末までに確保しておかねば、と思っています。

では、今週のビナミルク株価の報告です。

1. 9月10日の終値

9月10日(金)のビナミルク株価の終値は86,500VNDでした。先週末終値は88,100VNDだったので、今週は先週から1,600VND下落したことになります。が、しかし、SBI証券のサイトでビナミルク株価のチャートを見ると、先週より以前の株価が何故か1,500VND程安くなっています。通常以前の株価が下がる場合、株式分割や無償割り当てが実施され、それまでの株価が調整されるケースが考えられますが、私の知る範囲ではそのような告知はなかったと思います。また、今回の株価の下落幅は2%弱で株式分割や無償割り当てによる下落とは考えにくいです。どなたか今回以前の株価が下がった要因をご存じの方がいらっしゃれば、是非ご教授いただきたく。よろしくお願いします。

SBI証券の株価チャートの通り先週末終値が86,600VNDだったとすると、今週末終値は100VND下落したことになります。日毎の動きを見ると、月曜日は200VND程上昇、火曜日は朝方88,000VNDに迫ったもののその後大きく下落しました。そして、水曜日、木曜日も下落し、木曜日の終値は85,200VNDとなりました。以前の株価のままだと購入以来最安値を更新したことになります。金曜日はそこから反発し、前日終値から1,300VND上昇しました。

約定日(2020年8月19日)から9月10日までの株価とVND評価額の推移をグラフにすると下図のようになります。株価は左目盛、VND評価額は右目盛です。昨年9月25日までの株価は、無償割り当てによる調整はしていません。

ビナミルク株価は87,000VNDを、VND評価額は52,000,000VNDを割り込み、再び購入以来最安値が迫ってきました。グラフの通り5月以降レンジ相場入りしていますが、なかなか下げ止まったと判断できる状況になりません。建国記念日の休暇明けで流れが変わることを期待していましたが、まだまだ我慢の日々が続きそうです。

日経平均、NYダウ、VN指数を含めた動きは下図のようになりました。

日経平均の先週末終値は先々週末終値から1,500円近く上昇しました。特に先週金曜日は、菅首相が自民党総裁選に出馬しないと表明したことをきっかけに、前日から584円もの急伸を見せましたが、総裁選を控えた政策期待は今週も高まり、日経平均は木曜日を除いて順調に上昇しました。水曜日に約5ヶ月ぶりに30,000円の大台を奪還すると、その後も30,000円台を維持し、金曜日は更に上昇して週末終値は30,381.84円となりました。先週末終値比はプラス1,253.73円。2週連続で1,000円超の大幅上昇です!! 昨年10月23日終値に対するパフォーマンスは129.19%で過去最高を更新しました。総裁選候補者の政策に関連する脱炭素やデジタル化といったテーマ株への物色は今後も続くと思われ、新型コロナウイルスの新規感染者数も減少に転じていることから、来週は年初来高値更新も期待されます。しかし、上昇ピッチがあまりにも速いので、過熱感が警戒され利益確定売りに押される可能性もあり注意が必要です。

アメリカ市場は、月曜日がレイバー・デー(Labor Day)で休場だったため、今週は4日間の取引でした。NYダウは先々週金曜日のジャクソンホール会議を無事通過したものの、先週から地合いが悪くなり、今週も悪い流れが継続しました。火曜日にいきなり先週末終値から200ドル以上下落すると、水曜日、木曜日も続落して木曜日の終値は節目の35,000ドルを割り込みました。金曜日は前日終値を上回って始まりましたが、すぐに下落に転じるとじりじりと値を下げ、結局前日比で270ドル以上下落してしまいました。週末終値は34,607.72ドルで、先週末終値から761.37ドル下落し、 昨年10月23日終値に対するパフォーマンスは122.14%となりました。 新型コロナウイルスの感染拡大により、経済活動の正常化が遅れるとの懸念が根強くなっているようです。先月までは過去最高値の更新が続いていましたが、9月に入って週末終値が2週連続下落となり、潮目が変わってきた感じです。

先週のホーチミン市場は3日間の取引でしたが、VN指数は3連騰し、週末終値が3週間ぶりに上昇しました。今週月曜日もその流れを引き継ぎ、6営業日連続上昇を記録、終値は1,340ポイントを突破しました。しかし、火曜日、水曜日は2日連続で下落し、水曜日の終値は1,340ポイントを割り込みました。その後木曜日に反発して1,340ポイントを奪回すると、金曜日もわずかですが上昇して今週の取引を終えました。週末終値は先週末終値比10.66ポイント高の1,345.31ポイントで、 昨年10月23日終値に対するパフォーマンスは139.95%となりました。これで2週連続上昇となり、利益確定売りをこなして1,340ポイントを超えましたが、まだまだ楽観できる状況ではありません。 新型コロナウイルス新規感染者数の7日間平均は先週よりは若干改善したものの依然12,000人を超えており、通常の経済活動を再開できる見通しが立っていないそうでう。また、ホーチミン市場では外国人投資家の売り越しが続いています。そのような状況下で来週1,350ポイントを超えていくことができるかに注目したいと思います。

ビナミルク株価の昨年10月23日終値に対するパフォーマンスは78.64%となり、再び80%を割り込んでしまいました。

2. 手数料込での損益

次に手数料込での損益を見てみます。

「ベトナム株を買ってみた!」で記載した通り、ビナミルク(VNM)株購入の際には税込みで1,320,000VNDの手数料がかかっています。

9月10日終値で手数料込みの損益を計算すると下表のようになります。

VND評価額は51,900,000VND、VND損益は-7,420,000Vで、先週から960,000VND減少しました。損失が再び7,000,000VNDを超えてしまいました( ;∀;)

円換算評価額は254,310円、円換算損益は-19.190円で、先週から2,168円増加しました。今週はVND評価額、VND損益は減少、円換算評価額、円換算損益は増加で、3週連続でVNDと円換算が逆の動きになりました。ここのところ円安、円高が激しく入れ替わっています。

損益率はVNDでは12.5%のマイナス、円換算では7.0%のマイナスとなり、VNDと円換算の格差が大きくなりました。

3. まとめ

今週のビナミルク株価の終値は86,500VNDで、先週末終値から1,600VND下落しました。ただ、SBI証券の株価チャートでは何故か先週より以前の株価が1,500VND程安くなっているので、そちらで計算すると100VND下落したことになります。いずれにしても建国記念日の休暇明けで流れを変えることはできませんでした。以前の株価が下がったことについては、今後要因を調べていきたいと思います。

日経平均は先週1,500円近く上昇して29,000円を超えましたが、今週も1,200円を超える上昇を見せ、一気に30,000円の大台を超えました。日経平均が30,000円を超えるのは約5ヶ月ぶり、週末終値としては約7ヶ月ぶりの大台突破です。3週連続の大幅上昇で絶好調といった感じですが、この間3,000円以上上昇しているので油断は禁物です。

NYダウは先週末終値から761ドル下落しました。2週連続の下落で、節目の35,000ドルを割り込んでしまいました。 先月までは過去最高値の更新が続いていましたが、9月に入って日経平均と入れ替わる形で雲行きが怪しくなってきました。

VN指数は今週月曜日まで6営業日連続上昇を記録しました。その後火曜日、水曜日は下落したものの、木曜日、金曜日は持ち直し、週末終値としても先週末終値からわずかですが上昇しました。新型コロナウイルスの新規感染者数が高止まりしている中で2週連続上昇となり、来週1,350ポイントを越えて行けるか注目されます。

最後までお読みいただきありがとうございました。