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ベトナム株 資産運用

ベトナム株の状況(8/26 ビナミルク株価はもみ合いを上放れした?)

こんにちは、エムケーワイです。

今月24日でロシアがウクライナ侵攻を開始して半年になりました。前日の23日にはウクライナ政府が国際会議「クリミア・プラットフォーム」を開催し、約60ヶ国・機関の代表がオンラインで参加しました。日本からは岸田首相が参加し、「ウクライナ侵略はヨーロッパのみならず、アジアを含む国際秩序の根幹を揺るがす暴挙だ」、「日本はクリミアを含めたウクライナの主権および領土一体性を一貫して支持する」と述べましたが、日本の北方領土については触れなかったようです。2014年に一方的にロシアに併合されたクリミア半島の奪還を目指す国際会議で、同じようにロシアに不当に占領されている北方領土についての訴えがなかったことは非常に残念でした。北方領土の返還には、ロシアと交渉するだけでなく、同じ境遇のウクライナと連携して国際社会に訴え続けることが必要だと考えます。

では、ビナミルク株価の報告です。

1. 8月26日の終値

ビナミルク株価の週末終値は76,900VNDで、先週末終値から2,800VND上昇しました。これで2週連続上昇です。今週は「75,000VNDを超えてくれ!」と願っていましたが、期待を上回り、76,000VNDを大きく超え、77,000VNDに迫る結果となりました。

週間の動きとしては、月曜日終値は先週末終値から下落し、74,000VNDを割り込んでしまいましたが、火曜日は前日比で2,000VNDを超える上昇となり、終値は76,000VNDに迫りました。水曜日も前日比で2,000VND近く上昇すると、木曜日もわずかながら続騰して、終値は77,900VNDと、78,000VNDに迫りました。しかし、3日間で4,000VNDを超える上昇を見せた反動から、金曜日は前日比で1,000VND下落してしまいました。終わり方は残念でしたが、この2週間で5,000VND、率にして7%近く上昇したので、最悪期は脱したように思われます。

今週SBI証券の口座に配当金が入金されました。「ベトナム株の状況(7/8 過去の株価が下落する原因が判明?)」で記載した通り、配当金は1株当たり2,450VNDでしたので、600株分の1,470,000VNDから約20%の税金が引かれ、1,177,680VNDが入金されていました:-)

約定日(2020年8月19日)から8月26日までの株価とVND評価額の推移をグラフにすると下図のようになります。株価は左目盛、VND評価額は右目盛です。2020年9月25日までの株価は、無償割り当てによる調整はしていません。

ビナミルク株価&評価額

ビナミルク株価は6月末からもみ合いが続いており、先週「来週75,000VNDを突破すると上放れするきっかけになるのではないでしょうか!?」と書きましたが、期待を上回る結果となりました。金曜日に1,000VND下落してしまったものの、それでも週間ではもみ合い上抜けしたと見て良いレベルの上昇を見せてくれました。VND評価額も一気に46,000,000VNDを突破しました! 株価の週末終値が76,000VNDを上回ったのは4月15日以来、VND評価額の週末終値が46,000,000VNDを上回ったのは4月8日以来です。2021年以降このような上昇を経験していないので、まだ信用できない部分がありますが、この勢いを継続して、できるだけ早く株価80,000VNDを奪還して欲しいものです。

日経平均、NYダウ、VN指数を含めた動きは下図のようになりました。

ビナミルク株価と株価指数変動

日経平均の週末終値は28,641.38円で、先週末終値から288.95円下落しました。残念ながら4週連続上昇とはなりませんでした。2020年10月23日終値に対するパフォーマンスは121.79%になりました。週間の動きとしては、月曜日から水曜日までは3日続落、先週木曜日からでは5営業日続落となり、水曜日終値は28,313.47円となりました。先週末終値からは616,86円の下落です。先週「来週はアメリカで週末にかけて開催されるジャクソンホール会議でパウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演が予定されており、様子見となる可能性があります」と書きましたが、警戒感が高まったようです。しかし、木曜日に反発して前日比で165.54円上昇すると、金曜日も前日比で162.37円上昇しました。このまま上昇が継続することを期待したいところですが、金曜日のNYダウが1,000ドルを超える下落に見舞われたため、週明けは厳しい展開になることが予想されます。

NYダウの週末終値は32,283.40ドルで、先週末終値比1,423.34ドル安と大きく下落しました。2020年10月23日終値に対するパフォーマンスは113.93%になりました。週間の動きとしては、月曜日が先週末終値から640ドル超下落で始まると、火曜日も続落し、終値は33,000ドルを割り込みました。水曜日、木曜日は上昇して木曜日終値を33,291.78ドルまで戻しましたが、金曜日にジャクソンホール会議でパウエルFRB議長がインフレ抑制を「やり遂げるまでやり続ける」と発言したことで、金曜日終値は前日終値から1,000ドル超急落してしまいました。ここのところ「インフレがピークを越えると利上げペースは鈍化する」との見方が広がっていたので、パウエル議長の発言がネガティブ・サプライズと受け取られました。パウエル議長は9月の利上げ幅には言及しませんでしたが、8月の消費者物価指数(CPI)でインフレの鎮静化が見られないと、9月の連邦公開市場委員会(FOMC)でも0.75%以上の利上げが決定され、アメリカ経済の減速懸念が強まりそうです。

VN指数の週末終値は1,282.57ポイントで、先週末終値から13.39ポイント上昇しました。これで7週連続上昇です。2020年10月23日終値に対するパフォーマンスは133.43%になりました。週間の動きとしては、月曜日は先週末終値から9ポイント近く下落し、終値は1,260.43ポイントとなりました。しかし、火曜日は前日終値から10ポイント以上上昇し、終値を1,270ポイント台に乗せました。水曜日も続伸して終値を1,277.16ポイントとすると、木曜日は3連騰となり、終値は下4桁がめでたい8並びの1,288.88ポイントとなりました。このまま1,290ポイント台に乗せたいところでしたが、金曜日はやはり?売りに押され、終値は前日比で6.31ポイント下落してしまいました。それでも1,280ポイントを割り込むことなく踏ん張ったので、来週も上昇が継続し、終値が1,290ポイント台に乗ることを期待したいと思います。

ビナミルク株価の2020年10月23日終値に対するパフォーマンスは69.91%となり、70%台奪還が見えてきました!

2. 手数料込での損益

次に手数料込での損益を見てみます。

「ベトナム株を買ってみた!」で記載した通り、ビナミルク(VNM)株購入の際には税込みで1,320,000VNDの手数料がかかっています。

8月26日終値で手数料込みの損益を計算すると下表のようになります。

手数料込みの損益

VND評価額は46,140,000VND、VND損益は-13,180,000VNDでした。先週末終値からは1,680,000VND増加し、VND評価額が久しぶりに46,000,000VNDを上回りました。

円換算評価額は266,228円、円換算損益は-7,272円でした。先週末終値から11,028円増加して、円換算損益が10,000円を下回りました。

損益率はVNDでは22.22%のマイナス、円換算では2.66%のマイナスとなりました。VNDと円換算の差が再び極端になって来ました。

3. まとめ

ビナミルク株価の週末終値は76,900VNDで、先週末終値から2,800VND上昇しました。この2週間で5,000VND上昇し、いよいよもみ合いのレンジを上放れしたと思われます。

日経平均の週末終値は28,641.38円で、先週末終値から288.95円下落しました。木曜日、金曜日と上昇して終わりましたが、金曜日のNYダウが1,000ドル以上下落したので、週明けは厳しい展開が予想されます。

NYダウの週末終値は32,283.40ドルで、先週末終値から1,423.34ドル下落しました。月曜日640ドル超下落、金曜日1,000ドル超下落と2度の大幅下落に見舞われ、再びセンチメントが悪化して来ました。

VN指数の週末終値は1,282.57ポイントで、先週末終値から13.39ポイント上昇しました。これで遂に7週連続上昇です。しかし、今週も一時1,290ポイントを超えたところで売り圧力に押されてしまいました。来週は終値を1,290ポイント台に乗せることができるでしょうか?

最後までお読みいただきありがとうございました。