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ベトナム株 資産運用

ベトナムの状況(6/24 予想外の大幅反発で購入以来最安値更新を免れる!)

こんにちは、エムケーワイです。

6月としては異常な高気温の日々が続いています。雨も量的にはそれほど降っておらず、今年は空梅雨になるのでしょうか?

30℃を超える気温にはまだ身体が慣れていないので、熱中症にならないようこまめな水分補給を心がける必要があります。暑さは人間だけではなく犬にもこたえるようで、我が家の愛犬2匹はほぼ1日中へたって寝転がっているので、午前中からエアコンが稼働しています。6月の段階でこの状態なので、電力需給のひっ迫により節電が叫ばれる中、厳しい夏を無事乗り越えられるのか不安が募ります。

では、ビナミルク株価の報告です。

1. 6月24日の終値

ビナミルク株価の今週末終値は71,500VNDで、先週末終値から4,800VND上昇しました。先週までの3週連続下落で購入以来最安値更新が迫っていましたが、予想外の大幅反発となり、70,000VND台を回復しました。

週間の動きとしては、月曜日は先週末終値から3%以上下落したVN指数を尻目に、ビナミルク株価は先週末終値比で3.4%上昇するスタートとなりました。VN指数は火曜日も続落しましたが、ビナミルク株価は更に上昇幅を広げ、前日比で6.8%も上昇して終値は74,000VNDに迫りました。このまま一気に上昇カーブを描くかと思われましたが、水曜日は大きく反落して終値は71,000VNDを割り込みました。木曜日は反発し、一時72,000VNDを回復しましたが、その後下落し、終値は前日とほぼ変わらずの70,700VNDでした。金曜日も上昇して始まり、午前中に一時73,000VNDに迫りましたが、午後には上昇幅を狭めてしまいました。

週末終値の購入以来最安値更新を9割がた覚悟していた中、大きく上昇して70,000VND台を回復したのは良かったのですが、月曜日、火曜日の勢いを持続できなかったのは少し残念でした。ただ、水曜日の反落後ズルズルと下がり続けなかったので、そろそろ底打ちが近いのかもしれません。来週の動きが重要です!

約定日(2020年8月19日)から6月24日までの株価とVND評価額の推移をグラフにすると下図のようになります。株価は左目盛、VND評価額は右目盛です。2020年9月25日までの株価は、無償割り当てによる調整はしていません。

ビナミルク株価、VND評価額の週末終値は4週間ぶりに大きく反発し、購入以来最安値更新を免れました。前回週末終値が前週末終値から大幅上昇した際はその後6週連続下落となり、今回も同じ経過をたどりそうでしたが、連続下落は3週で終わりました。グラフを見ると5月13日終値と6月17日終値で明確なダブルボトムを形成したように見えるので、今後の動きに期待したいところです。

日経平均、NYダウ、VN指数を含めた動きは下図のようになりました。

日経平均の週末終値は26,491.97円でした。先週は週間で1,800円を超える下落となり、株式市場を取り巻く環境的に今週も厳しい展開になると思われていましたが、予想に反し、先週末終値から528.97円上昇しました。先週の下落幅に対しては1/3も戻していませんが… 2020年10月23日終値に対するパフォーマンスは112.65%になりました。週間の動きとしては、月曜日は先週末終値から上昇して始まったものの、始値がその日の高値となり、終値は先週末終値を下回りました。火曜日は前日終値から475円上昇して26,000円台を回復し、水曜日も前日終値から上昇して始まりましたが、月曜日と同様その後下落し、終値は前日終値を下回りました。しかし、木曜日、金曜日は続騰し、1週間を通してみると、月曜日に一時的に記録した25,520.23円と5月の直近安値がダブルボトムを形成して、勢いは強くありませんが、その後反発する展開となりました。再び円安が進行したことも日経平均上昇につながったようです。ただ、方向感は定まっておらず、来週もNYダウの動きを睨みながらの展開になりそうです。

今週のNYダウは、月曜日が奴隷解放記念日の振替休日で休場だったため、4日間の取引でした。週末終値は31,500.68ドルで、先週末終値比1,611.90ドル高と急上昇し、先週1年5ヶ月ぶりに割り込んだ30,000ドルを1週で奪還しました。とは言え2週連続で1,500ドル以上下落した後の1,600ドル超の上昇で、相変わらず激しい上下動が続いています。2020年10月23日終値に対するパフォーマンスは111.17%になりました。週間の動きとしては、火曜日は同日の日経平均等が反発したことを受け、先週末終値から641ドル上昇しました。水曜日はわずかに下落しましたが、木曜日に再び上昇して火曜日の終値を上回ると、金曜日は前日比で823ドル上昇しました。メディアでは、急激な利上げ観測が緩和されたとされていますが、完全に後付けの理由ですね^_^; アメリカの景気減速に対する懸念は依然として根強いので、下落と上昇を繰り返しながらも徐々に下値を切り下げる展開が続くように思われます。

VN指数の週末終値は1,185.48ポイントで、先週末終値から31.82ポイント下落しました。ビナミルク株価、日経平均、NYダウが反発した中で唯一下落し、これで3週連続下落となりました。2020年10月23日終値に対するパフォーマンスは123.33%です。週間の動きとしては、月曜日はビナミルク株価のところで記載した通り、いきなり先週末終値から3%を超えて下落し、終値は1,180.40ポイントとなりました。火曜日、水曜日も続落し、水曜日の終値は1,170ポイントを割り込みました。木曜日は反発し、終値は縁起良く下4桁に8が並ぶ1,188.88ポイントとなりましたが、金曜日は一時1,196ポイントを超えながら徐々に値を下げ、引けにかけて前日終値を下回りました。4月以降軟調な展開が続いており、3週連続上昇の後3週連続下落で、5月13日に記録した週末終値の年初来最安値が迫って来ました。ここで踏みとどまれるかどうかが今後を占う重要な指標になると思われます。

ビナミルク株価の2020年10月23日終値に対するパフォーマンスは65.00%となりました。

2. 手数料込での損益

次に手数料込での損益を見てみます。

「ベトナム株を買ってみた!」で記載した通り、ビナミルク(VNM)株購入の際には税込みで1,320,000VNDの手数料がかかっています。

6月24日終値で手数料込みの損益を計算すると下表のようになります。

VND評価額は42,900,000VND、VND損益は-16,420,000VNDでした。先週末終値からは2,880,000VND増加しました。VND評価額の40,000,000VND割れはなんとか免れることができました。

円換算評価額は251,394円、円換算損益は-22,106円でした。今週は再び円安が進行し、先週末終値から20,000円以上増加しました。

損益率はVNDでは27.7%のマイナス、円換算では8.1%のマイナスとなり、VNDと円換算の差が再び大きくなりました。

3. まとめ

ビナミルク株価は予想に反して先週末終値から大きく上昇し、70,000VND台を回復しました。このまま上昇気流に乗って欲しいところですが、火曜日に急上昇した勢いを維持できなかったので、来週どのような展開になるか注目です!

日経平均とNYダウは今週反発しました。特にNYダウは、先週末終値から1,600ドル以上上昇しました。先週、先々週はともに1,500ドル以上下落していたので、激しい値動きが続いています。来週以降も、アメリカのインフレや景気に対する懸念の状況によって上下する不安定な相場が続くと思われます。

ビナミルク株価、日経平均、NYダウの週末終値が揃って先週から上昇する中、VN指数の週末終値だけが3週連続下落となりました。調整は一旦終わったように見えましたが、もう少し様子を見る必要がありそうです。

最後までお読みいただきありがとうございました。