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ベトナム株 資産運用

ベトナム株の状況(1/7 新年早々購入以来最安値を更新!)

こんにちは、エムケーワイです。

2022年も1週間が過ぎました。箱根駅伝も終わり、高校ラグビーも終わり、世間も動き始めましたが、予想通りオミクロン株の感染が急拡大しています。広島、山口、沖縄の3県に対しまん延防止等重点措置が適用されることになりましたが、感染の震源がアメリカ軍基地であるとはなんともやりきれない気持ちになります。

私の年末年始は、年末ぎりぎり(12/30)まで浴室と洗面所のリフォームをしてもらっていたことや、オミクロン株の件があって、初詣にも行かず、食料品などの買い物以外はもっぱら家にこもっていました。福袋を買いに出かけることもありませんでした。オミクロン株の感染はこれまで以上のペースで拡大しており、感染者数では過去最多を更新する可能性があります。私たちの生活は3年連続で新型コロナに振り回されることになってしまいそうです( ;∀;)

世界の株式市場も厳しいスタートになりましたが、暗号資産も昨年末から下落し続けています。私は少しですが暗号資産を所有しているので、11月にビットコインやイーサリアムが過去最高値を記録した頃は、いずれ一部を売却してリフォームの資金にしようと思っていました。しかし、その後ズルズルと値下がりする展開となり完全に売却のタイミングを逸してしまいました。それでもビナミルク株とは違い損失には至っていないので、また当面持ち続けることにしました^_^;

年が変わり、ビナミルク株価の動きも変わったでしょうか!? 2022年最初のビナミルク株価の報告です。

1. 1月7日の終値

年明け第1週のホーチミン市場は、月曜日が休場で、火曜日から4日間の取引でした。そして、2022年最初のビナミルク株価の週末終値は85,200VNDとなりました。先週末終値から1,200VND下落し、タイトルの通り新年早々週末終値としての購入以来最安値を更新してしまいました( ;∀;)

週間の動きとしては、月曜日は先週末終値からジャンプアップし、87,000VNDを超えて始まりました。しかし、そこからじわじわと値を下げ、終値は87,000VND台を維持できませんでした。火曜日、水曜日も下げ幅を広げる展開となり、水曜日の終値は85,400VNDで、月曜日の始値から1,800VNDも下落してしまいました。金曜日も流れを変えられず、前日比で200VND下落し、新年第1週は終値が購入以来最安値を更新しただけでなく、全日陰線を描くという最悪のスタートとなりました。

2021年の最終取引日は大きく上昇して終わったので、2022年は期待できるかと思いつつ、長い上ひげをつけたことが気になっていたのですが、やはり簡単に流れは変わりませんでした。実は今週はVN指数が1,500ポイントを突破し、週末終値の過去最高値を更新したので、あまりのコントラストの大きさにより一層悲しくなりました。今年も悪い流れを引きずるのでしょうか!?

約定日(2020年8月19日)から1月7日までの株価とVND評価額の推移をグラフにすると下図のようになります。株価は左目盛、VND評価額は右目盛です。2020年9月25日までの株価は、無償割り当てによる調整はしていません。

前述の通り、ビナミルク株価の週末終値は新年早々購入以来最安値を更新しました。幸い?85,000VNDを下回らなかったので、グラフ縦軸下限値の更新は免れました。徳俵でなんとか残ったという感じです^_^;

当然のことですが、VND評価額の方も51,120,000VNDと過去最少を更新しました。これで6週連続で52,000,000VNDを下回ったままです。

2022年第1週は底値圏を脱出どころか更に底値を探る展開となり、新年を迎えても明るい兆しが見えてきません。現在は底値圏での保ち合い状態となっていますが、もうじき行われるであろう2021年の決算発表が保ち合い脱出のきっかけになるかもしれません。もちろん上昇だけでなく、さらに下落していく展開もあり得るわけですが…

日経平均、NYダウ、VN指数を含めた動きは下図のようになりました。

2022年第1週の東京市場は4日(火)大発会から7日(金)まで4日間の取引でした。日経平均は昨年の最終週、29,000台を維持できずにズルズルと値を下げて終わりましたが、大発会では昨年末終値から500円以上上昇して幸先の良いスタートを切りました。翌水曜日も前日比で30円程上昇したのですが、木曜日は前日比で844円も急落してしまいました。急落の主要因はアメリカで①連邦準備理事会(FRB)が公表した連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録を受けて、早期利上げや金融引き締めへの警戒感が強まったこと、②長期金利が上昇したことですが、それにオミクロン株への感染拡大が世界的に急拡大していることが加わりました。これで年初の上昇分が完全に吹き飛んでしまいましたが、金曜日も朝方は反発を見せたもののその後下落に転じ、終値は前日比で9.31円の下落となりました。結局週末終値は昨年末終値から313.15円安の28,478.56円となり、新年第1週としては寂しいスタートになりました。また、年末から続いていた週末終値の連続上昇も4週でストップしました。2020年10月23日終値に対するパフォーマンスは121.10%です。新年早々株式市場を取り巻く環境は一層厳しくなったように思われますが、はたして今後どのような動きになるでしょうか!?

昨年末に力強く上昇して36,000ドルを突破したNYダウは、2022年第1週の月曜日、火曜日も上昇し、一時37,000ドルに迫りました。しかし、水曜日にFOMCの議事録が公開されると反落して終値は36,500ドルを割り込みました。その後木曜日、金曜日も続落し、週末終値は36,231.66ドルとなりました。昨年末終値からは106.64ドル下落し、日経平均同様寂しい2022年のスタートとなりました。週末終値の連続上昇も2週で途絶えました。2020年10月23日終値に対するパフォーマンスは127.87%です。金曜日に発表された雇用統計では、非農業部門雇用者の増加数が市場予想を大幅に下回った一方で、失業率は市場予想を下回り、平均時給の伸びは市場予想を上回りました。FRBによる金融政策正常化の前倒しを後押しする結果となり、長期金利は一時2020年1月以来となる1.8%まで上昇しました。これによりハイテク株が大きく値を下げてしまいました。2021年はアメリカの各株式指数が何度も過去最高値を更新しました。巷ではアメリカの株価はバブル状態であり、今年はそのバブルがはじけるとの見方もありますが、個人的にはそうなりそうな気がしないでもありません。もちろんそうならないことを願っていますが…

VN指数の今週の終値は1,528.48ポイントで、昨年末終値から30.20ポイント上昇し、上述の通り週末終値の過去最高値を更新しました。2020年10月23日終値に対するパフォーマンスは159.01%となりました。1,500ポイント目前まで上昇して昨年の取引を終えていましたが、今年最初の取引日であった4日(火)は始値が1,500ポイントを超え、終値は1,520ポイントを突破しました。水曜日は利益確定売りで若干下落しましたが、1,520ポイント台を維持すると、木曜日は反発して、終値は1,528.57ポイントで火曜日の終値を上回りました。金曜日は前日終値を挟んで上下動を繰り返しましたが、最終的には前日終値から0.09ポイント下落しました。新年第1週は、ビナミルク株価とは対照的に、あっさり1,500ポイントを突破すると、その後も出来高を増やしながら利益確定売りをこなして1,520ポイント台を維持しました。3指数の中で唯一昨年末終値から上昇です! 2022年に入り、新型コロナウイルスの新規感染者数が再び増加していますが、VN指数は今年も順調に過去最高値を更新していくことができるでしょうか!?

ビナミルク株価の2020年10月23日終値に対するパフォーマンスは77.45%となりました。過去最低値を更新しての新年スタートです^_^;

2. 手数料込での損益

次に手数料込での損益を見てみます。

「ベトナム株を買ってみた!」で記載した通り、ビナミルク(VNM)株購入の際には税込みで1,320,000VNDの手数料がかかっています。

1月7日終値で手数料込みの損益を計算すると下表のようになります。

VND評価額は51,120,000VNDで、先週から720,000VND減少しました。残念ながら新年早々過去最低を更新しました。VND損益は-8,200,000VNDとなり、損失が初めて8,000,000VNDを超えてしまいました。

円換算評価額は263,268円、円換算損益は-10,232円で、先週から598円減少しました。損失が再び10,000円を超えてしまいましたが、円安が進んだので損失の増加額はVNDでの損失の増加の割に少なく済みました^_^;

損益率はVNDでは13.8%のマイナス、円換算では3.7%のマイナスとなりました。新年の最初の週で損失が増えるといい気がしませんね…

3. まとめ

ビナミルク株価は昨年末終値から1,200VND下落し、新年早々購入以来最安値を更新してしまいました。非常に厳しい2022年のスタートです。

そんなビナミルク株価を尻目にVN指数は新年早々週末終値の過去最高値を更新しました。昨年1年間で35%以上上昇したVN指数ですが、今年も快進撃が続くのでしょうか?

日経平均とNYダウの今週末終値は昨年末終値から下落し、ともに昨年末に継続していた週末終値の連続上昇が途切れました。FOMCの議事録とアメリカ長期金利の上昇、オミクロン株の感染急拡大が要因ですが、NYダウよりも日経平均の下落率が大きかったことが気になります。

いずれにしてもベトナムは別として、世界の株式市場を取り巻く環境は厳しさを増していると言えそうです。

最後までお読みいただきありがとうございました。