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ベトナム株 資産運用

ベトナム株の状況(12/24 ビナミルク株価にサンタのプレゼントは届かず!)

こんにちは、エムケーワイです。

2021年も残すところあと1週間となりましたが、年末を迎えいくつか悲しい出来事が起こりました。

まず、新型コロナウイルスのオミクロン株の市中感染が大阪、京都に続き東京、福岡でも確認されました。オミクロン株はこれまでの変異株より感染力が強いとされるので、市中感染は瞬く間に全国に広がる可能性があります。年末、年始、そして1ヶ月後の感染者数はどうなっているでしょうか? ただ、重症化リスクはデルタ株などより低いという調査結果が出ているので、これまで通りの感染防止対策をしっかりと継続すれば、過度に恐れる必要はないと思われます。

次に、17日(金)に大阪市内のビル4階のクリニックで発生した放火殺人事件ですが、亡くなった方は25人にのぼりました。容疑者は京都アニメーションの放火殺人事件を模倣し、周到に計画の上実行に至ったようです。一人では死にきれないという身勝手な理由で、なぜこれほど多くの無関係の人々を巻き込むのでしょうか? 被害者の無念や、残された親族の悲しみは計り知れません。2度のこのような事件は起こって欲しくないと思いますが、現実的には防ぎようがなく、やりきれなさを感じます。

最後に神田沙也加さんが急逝された件、詳しい事情は分かりませんが、あまりにも突然でした。謹んでご冥福をお祈りしたいと思います。

では、ビナミルク株価の報告です。

1. 12月24日の終値

12月24日(金)のビナミルク株価の終値は86,000VNDで、先週末終値から300VND上昇しました。2週連続での週末終値の購入以来最安値更新は免れましたが、先週末終値からの上昇幅はわずかで、底値圏を脱出することはできませんでした。ビナミルク株価にサンタクロースのプレゼントは届かなかったようです^_^;

今週月曜日は86,000VNDで始まりながら陰線を描くと、その後木曜日まで連日値を下げ続けました。特に木曜日はVN指数が大きく下落した影響もあり、終値は85,000VNDを割り込んでしまいました。ここまで今年全体の動きを象徴するような全くさえない展開で、週末終値は2週連続で購入以来最安値更新かと思われましたが、金曜日は逆にVN指数が大きく反発し、ビナミルク株価も前日比で1,300VND上昇しました。

今年はいよいよ後1週間。年末までになんとか90,000VNDを奪還して欲しいと思っていましたが、厳しくなってきました。

約定日(2020年8月19日)から12月24日までの株価とVND評価額の推移をグラフにすると下図のようになります。株価は左目盛、VND評価額は右目盛です。昨年9月25日までの株価は、無償割り当てによる調整はしていません。

11月19日に株価が底値圏に再突入して以降、11月26日は若干反発しましたが、12月は4週連続で底値圏に貼りついています。また、11月5日以降株価が2週連続で上昇したことも下落したこともないのですが、少しずつ値を下げてきています。この状態が来週も継続すると、再び週末終値が購入以来最安値を更新することになります。このまま底値圏を脱出できないまま2021年が終わるのでしょうか?

VND評価額の方も2021年は52,000,000VNDを下回ったままで終わるのでしょうか?

日経平均、NYダウ、VN指数を含めた動きは下図のようになりました。

先週の日経平均の週末終値は先々週末終値から100円強上昇したものの、金曜日は大きく下落していました。NYダウも先週金曜日に急落したことから、今週月曜日の日経平均は大幅に続落し、終値は28,000円を割り込みました。しかし、火曜日は前日終値から大きく反発して始まると終値は28,500円を突破し、前日の下落分をほぼ取り戻しました。その後は、アメリカでオミクロン株の経口薬が緊急承認されたこと、オミクロン株の重傷者リスクがデルタ株等より低いという研究結果が報告されたことを受け、徐々に値を上げていきました。金曜日こそ方向感が定まらない中、最終的には前日比で下落してしまいましたが、終値は28,782.59円となり、先週末終値から236.91円上昇しました。これで3週連続上昇となり、昨年10月23日終値に対するパフォーマンスは122.39%になりました。来週は年内の取引最終週となりますが、クリスマス休暇明けで海外投資家の参入が増えると思われます。果たして、年末ラリーとなるでしょうか!?

今週のNY市場は、クリスマス・イブの24日(金)が休場だったので4日間の取引でした。NYダウは先週木曜日に一時36,000ドルを越えましたが、36,000ドル台を維持できずに終わると、金曜日には前日比で530ドルを超える急落に見舞われました。今週月曜日もオミクロン株の感染拡大により、引き続き大きく値を下げて35,000ドルを割り込んでしまいました。しかし、イギリスや南アフリカでオミクロン株の重症化リスクがデルタ株などより大幅に低いとの調査結果が示され、更にファイザー製、メルク製の経口薬が緊急承認されると、水曜日から金曜日まで3連騰しました。その結果週末終値は、先週末終値から585.12ドル上昇の35,950.56ドルとなりました。昨年10月23日終値に対するパフォーマンスは126.87%です。クリスマス休暇で市場への参加者が少ない中予想に反して上昇したので、日経平均同様年末ラリーが期待できるでしょうか!?

VN指数の週末終値は1,477.03ポイントでした。先週末終値から2.78ポイント下落し、3週連続上昇とはなりませんでした。昨年10月23日終値に対するパフォーマンスは153.66%となりました。月曜日から水曜日までは、一時的に1,480ポイントを突破することがあったものの、終値は1,477ポイントから1,479ポイントの間を行き来し、先週末終値からほとんど動きませんでした。木曜日は出来高が過去最高を記録しながら利益確定売りに押され、終値は1,456.96ポイントまで下落しました。前日比で1.4%の下落です。しかし、金曜日は前日比で1.38%上昇し、前日の下落分をほぼ取り返しました。週後半は激しい値動きとなりましたが、一旦調整を入れたことで、再び1,500ポイントに挑戦する下地ができたのではないでしょうか? ただ、新型コロナウイルスの新規感染者数が連日15,000人を超えて高止まりしていることが気がかりです。

ビナミルク株価の昨年10月23日終値に対するパフォーマンスは78.18%となりました。今週はVN指数は下落したものの、ビナミルク株価は雀の涙ほど上昇しました。

2. 手数料込での損益

次に手数料込での損益を見てみます。

「ベトナム株を買ってみた!」で記載した通り、ビナミルク(VNM)株購入の際には税込みで1,320,000VNDの手数料がかかっています。

12月24日終値で手数料込みの損益を計算すると下表のようになります。

VND評価額は51,600,000VND、VND損益は-7,720,000VNDで、先週から180,000VND増加しました。このまま損失8,000,000VNDを突破することなく2021年を終えて欲しいものです。

円換算評価額は260,580円、円換算損益は-12,920円で、先週から3,480円増加しました。こちらはなんとか損失10,000円未満で2021年を終えて欲しいところです。

損益率はVNDでは13.0%のマイナス、円換算では4.7%のマイナスとなりました。どちらもマイナスのままで年を越すことになりそうです。

3. まとめ

ビナミルク株価は先週末終値からわずか300VNDですが上昇し、2週連続での購入以来最安値更新は免れました。しかし、底値圏から脱出することはできず、今年は良いところなく終わりそうです。

先週の日経平均とNYダウは、FOMCを大きな波乱なく通過し、両指数上昇への不安が取り除かれたかと思われましたが、その後イングランド銀行の利上げや各国中央銀行の量的緩和政策縮小の発表により週末に大きく値を下げました。今週もオミクロン株の感染拡大や、クリスマス休暇による市場参加者の減少で厳しい展開になると思われましたが、予想に反し日経平均もNYダウも先週末終値から上昇しました。オミクロン株への警戒感が緩んだことが要因ですが、来週も引き続き上昇し年末ラリーとなるでしょうか!?

一方で1,500ポイントへの再挑戦が期待されたVN指数は、水曜日まで先週末終値付近での推移が続いた後、木曜日に急落しました。しかし、金曜日には木曜日の下落分をほぼ取り戻したので、一旦調整を挟み、来週再び1,500ポイントを目指す展開になるかもしれません。

最後までお読みいただきありがとうございました。