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ベトナム株 資産運用

ベトナム株の状況(7/8 過去の株価が下落する原因が判明?)

こんにちは、エムケーワイです。

7月8日(金)、安倍晋三元首相が奈良市で街頭演説中に銃撃されるという衝撃的な事件が発生しました。安倍元首相はドクターヘリで奈良県立医科大学附属病院に搬送されましたが、治療の甲斐なく亡くなりました。現代の日本でこのような事件が起こるとは予想だにしていませんでしたが、意見や考えが異なる人々を暴力や武力で排除することは決して許される行為ではありません。ロシアによるウクライナ侵攻、そして今回の事件と2022年は残念ながら、悲惨な出来事で歴史に残る年になりそうです。

では、ビナミルク株価の報告です。今回は時間が取れないので簡略版とさせていただきます。

1. 7月8日の終値

ビナミルク株価の今週末終値は73,000VNDで、先週末終値から700VND下落しました。

残念ながら3週連続上昇とはならなかったのですが、今週再び過去の株価が下落する現象が発生しました。今回は2,450VND下落していました。「再び」と書いたとおり、この現象は過去にも何回か発生しており、原因が分からなかったのですが、今回どうやら配当の発生に起因しているらしいことが分かりました。調べてみると、1株当たり2,450VNDの現金配当の権利落ち日が7月6日(水)となっていました。配当金額と過去株価の下落幅が一致しており、過去の現象発生時もその後しばらくして下落幅相当の配当金が入金されていたので、おそらく間違いないと思います。そうすると、今週の株価下落幅は700VNDと、配当金額よりかなり少ないので、実質上昇したとみなしてよいのかもしれません。

約定日(2020年8月19日)から7月8日までの株価とVND評価額の推移をグラフにすると下図のようになります。株価は左目盛、VND評価額は右目盛です。2020年9月25日までの株価は、無償割り当てによる調整はしていません。

今週は配当の権利落ち日があり、配当金額分(2,450VND)の株価調整がありましたが、週末終値の先週末終値からの下落幅は調整幅の1/3以下に収まりました。5月13日終値と6月17日終値をダブルボトムとする反転基調は継続しているように思われます。来週の動きに注目です!

日経平均、NYダウ、VN指数を含めた動きは下図のようになりました。

日経平均の週末終値は26,517.19円で、先週末終値から581.57円上昇しました。2020年10月23日終値に対するパフォーマンスは112.76%になりました。現地時間6日(水)にアメリカ連邦準備制度理事会(FRB)が公表した6月の連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨では、インフレ抑制のため今月のFOMCでも0.5%か0.75%の大幅利上げを実施することが適切との見解が示されましたが、週を通して比較的堅調な動きとなりました。金曜日は一時26,881円まで上昇しましたが、安倍元首相銃撃の一報により急落しました。それでも前日終値比ではプラスを維持しました。来週はアメリカの経済状況、参議院選挙の結果、新型コロナウイルスの再拡大の状況等の影響でもみ合う展開になると思われます。

今週のNYダウは、4日(月)が独立記念日で休場だったため4日間の取引でした。週末終値は31,338.15ドルで、先週末終値から240.89ドル上昇しました。2020年10月23日終値に対するパフォーマンスは110.60%になりました。火曜日こそ先週末終値から下落しましたが、水曜日、木曜日と連騰し、日経平均同様堅調な動きとなりました。金曜日は朝方に発表された6月の雇用統計で雇用者数の伸びが市場予想を上回り、FRBが大幅な利上げに動くことが警戒され、売りに押されて前日比で下落となりました。しかし、一時は前日終値から126ドル上昇する場面もあり、前日終値を挟んでもみ合う展開となりました。来週は13日(水)に発表される消費者物価指数(CPI)に注目です。

VN指数の週末終値は1,171.31ポイントで、先週末終値から27.59ポイント下落しました。週末終値としての年初来安値更新です。2020年10月23日終値に対するパフォーマンスは121.85%になりました。先週は4週間ぶりに前週末終値から上昇しましたが、その勢いは続かず、3指数(日経平均、NYダウ、VN指数)の中で唯一の下落を記録してしまいました。週間の動きとしては、月曜日から水曜日まで3日続落した後、木曜日、金曜日は連騰しましたが、力強さには欠けました。一時1,150ポイントを割り込み、2月の安値を下回ったので、しばらくは軟調な展開が続きそうです。

ビナミルク株価の2020年10月23日終値に対するパフォーマンスは66.36%となりました。

2. 手数料込での損益

次に手数料込での損益を見てみます。

「ベトナム株を買ってみた!」で記載した通り、ビナミルク(VNM)株購入の際には税込みで1,320,000VNDの手数料がかかっています。

7月8日終値で手数料込みの損益を計算すると下表のようになります。

VND評価額は43,800,000VND、VND損益は-15,520,000VNDでした。先週末終値からは420,000VND減少しました。今週は配当の権利落ちによる株価調整を受けての減少なので、来週から改めて反転攻勢を強めて欲しいと思います。

円換算評価額は257,544円、円換算損益は-15,956円でした。円安が進んだので、VND評価額、VND損益とは逆に先週末終値から1,952円増加しました。

損益率はVNDでは26.2%のマイナス、円換算では5.8%のマイナスとなりました。

3. まとめ

ビナミルク株価の週末終値は73,000VNDで、先週末終値から700VND下落しました。今週は配当の権利落ち日があり、配当金額分の株価調整がありました。

日経平均の週末終値は26,517.19円、NYダウの週末終値は31,338.15ドルで、ともに先週末終値から上昇しました。6月のFOMCの議事要旨では、今月のFOMCでも0.5%か0.75%の大幅利上げを実施することが適切との見解が示されましたが、週を通して比較的堅調な動きとなりました。

VN指数の週末終値は1,171.31ポイントでした。先週末終値から27.59ポイント下落し、週末終値としての年初来安値を更新してしまいました。

最後までお読みいただきありがとうございました。