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ベトナム株 資産運用

ベトナム株の状況(1/28 ビナミルク株価一時80,000VNDを割り込む!)

こんにちは、エムケーワイです。

1月は「往ぬる(いぬる)」と言われますが、その通り早くも月末となりました。1月に入ると国内の新型コロナウイルス感染が異常な速度で再拡大し、いまや7日間平均でも70,000人を超えています。昨年末はベトナムの方が深刻で、本サイトでも新規感染者数の情報を上げたりしていましたが、ベトナムの7日間平均は最大で20,000人ほどなので、あっという間に日本の方がひどい状況になりました。

私や私の家族は幸いこれまで感染していません。オミクロン株は重症化のリスクが低いとは言え、やはり感染しないに越したことはないので、今後も基本的な感染防止対策を継続しようと思います。

では、ビナミルク株価の報告です(公開するのを忘れており、公開が遅くなりました^_^;)。

1. 1月28日の終値

ビナミルク株価の1月28日(金)の終値は83,100VNDでした。先週末終値からは500VND上昇し、4週連続下落、そして4週連続での購入以来安値更新を免れるとともに、2022年に入って初めて週末終値が前週末終値から上昇しました。

上昇したとはいえ、先週の大幅下落からは1/4弱の反発に過ぎません。また、週前半の動きは非常に厳しいものでした。月曜日に一気に81,000VNDまで下落すると、火曜日も続落し、終値は80,000VNDを大きく割り込んで79,000VNDに迫りました。月曜日はVN指数も前日比で2%以上下落したので仕方ないところですが、火曜日はVN指数が前日の下落幅を上回る上昇を見せた中で大きく下落したので、奈落の底に突き落とされたような気持になりました。水曜日はさすがに反発したものの80,000VNDを奪還することができず、このまま80,000VND以下が定着するのかと諦めの境地に至りました^_^; ところが木曜日は一転して前日から3,000VND以上上昇し、83,000VNDを回復しました。金曜日も一時84,000VNDを超えたのですが、84,000VND台を維持することができず、終値は前日と同じ83,100VNDまで下がってしまいました。

週後半は3連騰で終わりましたが、大幅上昇は1日で終わったので、これで流れが変わったとは言えなさそうです。

約定日(2020年8月19日)から1月28日までの株価とVND評価額の推移をグラフにすると下図のようになります。株価は左目盛、VND評価額は右目盛です。2020年9月25日までの株価は、無償割り当てによる調整はしていません。

ビナミルク株価の週末終値は先週、購入以来初めて83,000VNDを下回りましたが、幸い1週間で83,000VND台を奪還することができました。火曜日に80,000VNDを割り込んだときは、今週もグラフ縦軸の下限値を更新することを覚悟しましたが、木曜日の大反発に救われました。しかし、VND評価額50,000,000VNDを奪還することはできず、反発はしたものの力強さに欠けています。

2022年になり昨年夏以降の底値圏から更に下値を探る展開になっていますが、株価85,000VND以下、VND評価額50,000,000VND以下が定着することがなければいいのですが…

日経平均、NYダウ、VN指数を含めた動きは下図のようになりました。

日経平均の週末終値は年初から3週連続で前週末終値から大きく下落し、先週末終値は昨年末終値から1,200円以上値を下げてしまいました。今週も引き続き厳しい展開になることが予想されていましたが、予想以上に大きな下落に見舞われました。月曜日こそ先週末終値から66円上昇しましたが、アメリカの連邦公開市場委員会(FOMC)を控えた火曜日は前日比で450円以上下落し、あっさり先週末終値を下回ってしまいました。水曜日も120円下落すると、木曜日はFOMC後のパウエル連邦準備理事会(FRB)議長の会見を受けて、金融引き締めが早期に実施されるとの観測が高まり、前日比でなんと840円も急落しました! 日経平均は26,000円台に突入したわけですが、一時は26,044円まで値を下げ、26,000円をも割り込みそうでした。金曜日は自律反発し、前日比で547円上昇しましたが、前日の下落分を補うことはできませんでした。週末終値は26,717.34円で、先週末終値から804.92円下落し、これで4週連続下落となりました。そして、下落幅は先週から更に拡大し、4週間での下落幅は2,000円を超えました。先週はNYダウの昨年末終値からの下落幅が2,000ドルを超えましたが、下落率にすると日経平均の方が大きいですね。2020年10月23日終値に対するパフォーマンスも113.61%まで下がりました。FOMCが終わり、そろそろ市場が落ち着きを取り戻してもよい頃ですが、新型コロナウイルス感染の急拡大は治まる気配が見られず、ウクライナ情勢も緊迫度を増しているので、来週も不安定な展開が続きそうです。

NYダウの週末終値も日経平均同様2022年に入って3週連続で前週末終値から下落していました。特に先週は全取引日で下落し、週間での下落幅が1,600ドルを超えるという惨憺たる状況でした。今週もFOMCでタカ派的な発言が出されると更に下値を探る動きになる恐れがありましたが、実際は比較的落ち着いた展開になりました。月曜日は一時33,150ドルまで大きく下落しましたが、その後値を戻し、終値は先週末終値を上回りました。火曜日も一時33,500ドル近辺まで下落しましたが、終値は34,000ドル台を維持しました。水曜日も前日終値を上回って始まりましたが、FOMC後のパウエルFRB議長の会見を受けて下落に転じ、前日終値を下回って終わりました。木曜日の終値は前日終値からほぼ変わらずでしたが、取引時間後に発表されたアップルの2021年10月~12月期決算で純利益が過去最高となると、翌金曜日はアップルと、同じく好決算を発表したビザの株価上昇にけん引されて値を上げていきました。終値は前日比564.69ドル高の34,725.47ドルで、先週末終値からも460.10ドル上昇しました。4週間ぶり、そして2022年に入って初めての上昇で、2020年10月23日終値に対するパフォーマンスは122.55%になりました。パウエル議長の会見内容はタカ派的な内容と受け止められましたが、金曜日はナスダックやS&P500も上昇したので、アメリカ市場は日本市場より一足早く織り込みが進んでいるように見受けられます。ただ、インフレの進行度合いやウクライナ情勢には引き続き注意が必要です。

VN指数は先週、週間では下落したものの、日経平均やNYダウが連日値を下げ続ける中、週後半は3連騰で終わりました。この勢いは今週も継続するかと思われましたが、上述の通り月曜日は前日比で2.25%も下落してしまいました。しかし、火曜日には前日比で2.77%上昇し、前日の下落分を取り戻しただけでなく、1,480ポイントが目前に迫ってきました。このように週前半はジェットコースターのような動きになりましたが、水曜日以降は落ち着きを取り戻し、1,480ポイントを挟んで上下する展開になりました。結局週末終値は先週末終値から6.07ポイント高の1,478.96ポイントとなり、3週間ぶりに前週末終値から上昇しました。1,480ポイント台奪還はなりませんでしたが、2週連続で月曜日の大きな下落からよく盛り返したと言えるのではないでしょうか? 2020年10月23日終値に対するパフォーマンスは153.86%になりました。来週はテトでベトナム市場は休場です。

ビナミルク株価の2020年10月23日終値に対するパフォーマンスは75.55%になりました。

2. 手数料込での損益

次に手数料込での損益を見てみます。

「ベトナム株を買ってみた!」で記載した通り、ビナミルク(VNM)株購入の際には税込みで1,320,000VNDの手数料がかかっています。

1月28日終値で手数料込みの損益を計算すると下表のようになります。

VND評価額は49,860,000VND、 VND損益は-9,460,000VND でした。先週から300,000VND増加しましたが、ほとんど横ばいですね。残念ながらVND評価額50,000,000VNDを奪還することはできませんでした。テト休暇中に流れが変わることに期待したいところですが、果たしてどうなるでしょうか!?

円換算評価額は249,300円、円換算損益は-24,200円でした。先週より若干円高になったので、こちらは先週から2,960円下落しました。円換算評価額は昨年8月以来の250,000円割れですが、VND評価額の50,000,000VND割れと同時は初めてです( ;∀;)

損益率はVNDでは15.9%のマイナス、円換算では8.8%のマイナスとなりました。

3. まとめ

ビナミルク株価の週末終値は83,100VNDで、先週末終値から500VND上昇しました。2022年に入って初めて、そして4週間ぶりに前週末終値から上昇しましたが、一時80,000VNDを大きく割り込んだり、木曜日に前日比で3,000VND以上上昇したのに、その勢いが金曜日まで続かなかったりと、まだまだ予断を許さない状況です。来週はテトでベトナム市場は休場となりますが、1週間の休みを経て流れが変わることを期待したいです。

日経平均は今週も下落し、これで4週連続下落となりました。しかも今週も下落幅を拡大し、昨年末終値からの下落幅は2,000円を超えました。金曜日こそ自律反発しましたが、週末終値は27,000円を割り込み、国内外の状況を見ても上昇に転じるきっかけになりそうな要因が見当たりません。

NYダウも先週まで日経平均と同じように3週連続で下落していましたが、今週はFOMCを通過し、予想外の反発を見せました。パウエル議長の会見で利上げやFRBの資産縮小に対する警戒感は高まりましたが、好決算を発表した企業の株価上昇に後押しされた感じです。しかし、インフレの状況やウクライナ情勢により、決して安心はできません。

VN指数の今週末終値は先週末終値からわずかに上昇しましたが、週前半は前日比で2%を超える上下動を見せました。週後半は落ち着きを取り戻し、1,480ポイントを巡る攻防になりましたが、週末終値は残念ながら1,480ポイントに届きませんでした。VN指数も予想が難しい展開になって来ましたが、来週1週間のテト休日を挟んで、再び1,500ポイントを目指す動きになることを期待したいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。