こんにちは、エムケーワイです。
今週はアメリカで注目の連邦公開市場委員会(FOMC)が開催され、0.5%の利上げが決定されました。しかし、0.75%の利上げには慎重な姿勢が示されたことから、5月4日(水)のNYダウは前日比で932ドルも上昇しました。FOMC通過で株式市場はアク抜けすることが期待されましたが、翌5日(木)は逆に1,063ドルの急落となり、前日の上昇分が完全に吹き飛んでしまいました。インフレ、利上げ、金融引き締めに対する警戒は根強く、今後も不安定な動きが続きそうです。
今週は時間が取れなかったので、ビナミルク株価報告は簡略版となります。
1. 5月6日の終値
今週のホーチミン市場は、月曜日が南部ベトナム解放記念日の振替休日、火曜日がメーデーの振替休日で休場だったため、水曜日から金曜日まで3日間の取引でした。
ビナミルク株価の今週末終値は70,200VNDで、先週末終値から4,000VND下落しました。大幅上昇して80,000VND台を回復した4月1日以降5週連続下落で、購入以来最安値を大きく更新してしまいました。70,000VND割れが迫っています( ;∀;)
週間の動きとしても3日とも下落で、全くさえない動きでした。
約定日(2020年8月19日)から5月6日までの株価とVND評価額の推移をグラフにすると下図のようになります。株価は左目盛、VND評価額は右目盛です。2020年9月25日までの株価は、無償割り当てによる調整はしていません。
ビナミルク株価、VND評価額が大きく下落したことにより、グラフ縦軸の下限値を更新することになりました。2020年9月に5株に対して1株の無償割り当てがあったので、株価が割り当て前の5/6程度になるのは仕方ないところですが、その後ズルズルと下がり続け、このままでは割り当て前の1/2になってしまいそうです( ;∀;)
日経平均、NYダウ、VN指数を含めた動きは下図のようになりました。
今週の日経平均は月曜日と金曜日のみの取引でした。日経平均の週末終値は27,003.56円で、先週末終値からは155.66円上昇しました。ここのところNYダウやVN指数は軟調な展開が続いていますが、円安が進んでいるためか、日経平均はなんとか踏みとどまっています。2020年10月23日終値に対するパフォーマンスは114.83%になりました。
NYダウの週末終値は32,899.37ドルでした。先週末終値からは77.84ドル下落しました。FOMCで0.75%の利上げに対する慎重な姿勢が示され、水曜日は大きく買い戻されましたが、木曜日は前日の上昇を帳消しにする下落に見舞われました。金曜日も続落し、週末終値は6週連続下落となりました。2020年10月23日終値に対するパフォーマンスは116.11%です。
VN指数の週末終値は1,329.26ポイントでした。先週末終値からは37.54ポイント下落しました。金曜日に前日比で2.31%急落し、一気に1,330ポイントを割り込んでしまいました。これで5週連続下落です。2020年10月23日終値に対するパフォーマンスは138.28%になりました。
ビナミルク株価の2020年10月23日終値に対するパフォーマンスは63.82%になりました。
2. 手数料込での損益
次に手数料込での損益を見てみます。
「ベトナム株を買ってみた!」で記載した通り、ビナミルク(VNM)株購入の際には税込みで1,320,000VNDの手数料がかかっています。
5月6日終値で手数料込みの損益を計算すると下表のようになります。
VND評価額は42,120,000VND、VND損益は-17,200,000VNDでした。先週末終値からは2,400,000VND減少しました。損失が15,000,000VNDどころか一気に17,000,000VNDを突破してしまいました。
円換算評価額は241,348円、円換算損益は-32,152円でした。先週末終値からは4,848円減少しました。ここのところ円安のおかげで円換算損失は抑えられていましたが、それでも3月18日以来の30,000円超えとなりました。
損益率はVNDでは29.0%のマイナス、円換算では11.8%のマイナスとなりました。VND損益率が-30%に迫ってきました。
3. まとめ
ビナミルク株価の今週末終値は70,200VNDで、先週末終値から4,000VND下落しました。これで5週連続下落となり、購入以来最安値を大きく更新してしまいました。
日経平均の週末終値は先週末終値から155.66円上昇し、何とか27,000円台に乗せました。一方NYダウの週末終値は先週末終値から77.84ドル下落し、33,000ドルを割り込んでしまいました。これで6週連続の下落です。注目のFOMCを通過し、一旦は大きく上昇しましたが、翌日はその上昇分以上に下落しました。アメリカの利上げや金融引き締めに対する警戒は解消されておらず、今週は上昇した日経平均も含めて、しばらく不安定な動きが続きそうです。
VN指数も5週連続下落となり、週末終値は1,330ポイントを下回ってしまいました。特に金曜日は前日比で2.31%下落して終わったので、来週も厳しい展開になることが予想されます。
最後までお読みいただきありがとうございました。