こんにちは、エムケーワイです。
本日は2021年1月1日です。明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。
2021年は2020年に引き続き新型コロナウイルスに振り回された一年でした。世界の株価指数は2020年ほど極端に下落することはありませんでしたが、指数が上昇したり下落したりするたびに、その要因として新型コロナウイルスに対する警戒感が強まったから、弱まったからとされる傾向がありました。そんな状況下、本サイトが週末終値を調査している日経平均、NYダウ、VN指数はそろって上昇しました。特にVN指数は大きく上昇したのですが、ビナミルク株価はその流れから完全に取り残され、年間を通して下落し続けました。長期保有するつもりで購入したとはいえ、私にとっては我慢、我慢の一年となりました。
年が変わったので、ビナミルク株価の展開も一変してくれると良いのですが、はたしてどうなるでしょうか!?
では、2021年最後のビナミルク株価の報告です。
1. 12月31日の終値
今週は2021年の最終取引週で、東京市場は30日(木)が大納会でしたが、ホーチミン市場は大晦日の31日(金)まで取引が行われました。
今週のビナミルク株価の終値は86,400VNDで、先週末終値から400VND上昇しました。これで2週連続上昇で、今週も購入以来最安値の更新は免れましたが、2週間の上昇幅はわずか700VNDで、率にすると1%未満でした。
月曜日にわずかに先週末終値から値を上げると、火曜日は更に上昇して始まりながらそこから下落してしてしまいました。水曜日、木曜日も弱い動きとなり、木曜日の終値は85,300VNDとなりました。このまま行くとは週末終値が再び購入以来安値を更新することになりそうでしたが、大納会(ベトナムでもそのように言われるのか分かりませんが…)の金曜日は前日比で+1,100VNDの大きな上昇を見せ、終値はなんとか先週末終値を上回りました。ただ、一時87,500VNDまで上昇したので、そこを維持できなかったことが残念です。
先週、今週と金曜日に大きく株価が上昇したものの、それまでの動きが弱く、週間での上昇幅が抑えられる展開が続いています。しかし、上昇幅はわずかでも2週連続上昇で2021年を終えることができたので、2022年に期待したいと思います。
約定日(2020年8月19日)から12月31日までの株価とVND評価額の推移をグラフにすると下図のようになります。株価は左目盛、VND評価額は右目盛です。2020年9月25日までの株価は、無償割り当てによる調整はしていません。
ビナミルク株価の週末終値は2週連続上昇で2021年を終えました。しかし、上述の通り2週間での上昇幅はわずか700VNDで、底値圏を脱出することはできませんでした。また、VND評価額も52,000,000VNDを下回ったままとなりました。
2021年を振り返ってみると、年初は株価が100,000VNDを超えていましたが、5月までに大きく値を下げると、そこからほとんど反発することがありませんでした。1月1日の株価は108,800VND、12月31日の株価は86,400VNDなので、1年間で20%以上下落したことになります。今年は売上高の成長率が低下し、経常利益、当期純利益が前年比でマイナスとなる業績予想だったので、株価が低迷するのは仕方がないところですが、それにしても1年を通して弱い値動きでした。100,000VNDを超えていたのがはるか昔に感じられます^_^;
しかし、2022年は売上高、経常利益、当期純利益とも改善する見込みなので、株価が反発することを期待したいと思います。
日経平均、NYダウ、VN指数を含めた動きは下図のようになりました。
今週の東京市場は30日(木)が大納会だったので、4日間の取引でした。先週まで週末終値が3週連続で上昇していた日経平均は、今週も底堅い動きを見せました。クリスマス休暇明けの市場参加者の戻りは思ったほどではなかったようですが、新型コロナウイルスのオミクロン株に対する過度な警戒感が和らぎ、月曜日は先週末終値から値を下げたものの、火曜日は反発し終値が29,000円を超えました。しかし、そこから値を上げることができず、中国恒大集団のデフォルト・リスクに対する警戒が再び強くなると、水曜日に反落し、大納会の木曜日も引けにかけて下落幅を広げてしまいました。結局年末終値は28,791.71円となりましたが、先週末終値からは9.12円ですが上昇して終わりました。これで4週連続上昇となり、2020年10月23日終値に対するパフォーマンスは122.43%になりました。2021年の日経平均は有終の美を飾ったと言えなくもありませんが、30,000円台を維持できなかったことは残念でした。年間の上昇幅は1,347円、上昇率は4.9%ですが、欧米の株価は年間で20%前後上昇しているので、日経平均は大きく出遅れてしまった感が強いですね。はたして2022年は挽回できるでしょうか!?
先週のNYダウは月曜日に35,000ドルを割り込んだものの、その後大きく盛り返し週末終値は36,000ドルに迫りました。今週は36,000ドルを奪還するか注目されましたが、月曜日にあっさり36,000ドルを超えると、火曜日、水曜日もじわじわと値を上げ、36,500ドルに迫りました。木曜日は一時36,679ドルまで上昇しましたが、その後下落に転じ、金曜日も方向感の定まらない値動きの中引けにかけて値を下げてしまいました。しかし、週末終値は36,338.30と36,000ドル台を維持し、週末終値として過去最高値を記録しました。先週末終値からは387.74ドルの上昇で2週連続上昇となり、2020年10月23日終値に対するパフォーマンスは128.24%になりました。年間では5,731ドルも上昇し、年間上昇幅の過去最高を更新しました。上昇率も18.7%で、日経平均の上昇率を大きく上回りました。2021年はNYダウにとって記録的な好相場となりましたが、2022年前半はオミクロン株の感染拡大、FRBによる量的緩和政策の縮小や利上げなどにより、アメリカ経済を取り巻く環境が厳しくなることが予想されます。
VN指数は先週金曜日に大きく上昇した流れを引き継ぎ、今週月曜日も先週末終値から11ポイント以上上昇しました。火曜日も上昇して一時1,499.77ポイントまで値を上げると、終値も1,490ポイント台を維持しました。しかし、GDPの年間成長率が2.58%にとどまるとの経済指標が発表されると、水曜日、木曜日は値を下げ、1,490ポイントを割り込みました。それでも金曜日は木曜日の終値から12ポイント以上上昇し、週末終値は1,498.28ポイントとなりました。先週末終値からは21.25ポイントの上昇で、週末終値としての過去最高値を更新しました。2020年10月23日終値に対するパフォーマンスは155.87%となりました。今週も奪還こそなりませんでしたが、「完全に1,500ポイントを射程距離に収めた」と言えるのではないでしょうか!? VN指数の年間での上昇幅は387ポイントで、上昇率にするとなんと35.7%、好調だったNYダウの約2倍となりました!来年も好調が続くと、1,500ポイントどころか1,600ポイントも見えてくる可能性があります。
ビナミルク株価の2020年10月23日終値に対するパフォーマンスは78.55%となりました。今週は上昇したものの、VN指数が月曜日、火曜日で大きく値を上げたのに、ビナミルク株価は火曜日に大きく下落したことが何とも残念でした。
2. 手数料込での損益
次に手数料込での損益を見てみます。
「ベトナム株を買ってみた!」で記載した通り、ビナミルク(VNM)株購入の際には税込みで1,320,000VNDの手数料がかかっています。
12月31日終値で手数料込みの損益を計算すると下表のようになります。
VND評価額は51,840,000VND、VND損益は-7,480,000VNDで、先週から240,000VND増加しました。残念ですが7,000,000VNDを超える損失を抱えたまま年越しをすることになりました。
円換算評価額は263,866円、円換算損益は -9,634円で、先週から3,286円増加しました。こちらはなんとか損失が10,000円を切りました。
損益率はVNDでは12.6%のマイナス、円換算では3.5%のマイナスとなりました。どちらもマイナスのままでの年越しです。2021年は円安が進み、VNDと円換算の損益率が大きく乖離しました。
3. まとめ
ビナミルク株価は先週末終値から400VND上昇し、2021年最終週での購入以来最安値更新は免れました。しかし、底値圏から脱出することはできず、2021年はほとんど良いところなく終わってしまいました。
今週はクリスマス休暇を終えた投資家が市場に戻ってくることで、日経平均やNYダウは上昇することが期待されましたが、日経平均は先週末終値からわずか9.12円の上昇に留まり、年末ラリーとはなりませんでした。一方NYダウは先週末終値から387.74ドル上昇し、週末終値として過去最高値を記録しました。日経平均も年間で1,300円以上上昇しましたが、上昇率はNYダウの1/3以下で、NYダウに対する出遅れ感が残りました。2022年はどのような展開になるでしょうか?
VN指数は今週上昇したものの、残念ながら1,500ポイントを奪還できずに年越しとなりました。しかし、年間ではNYダウを大きく上回る35.7%の上昇を見せ、この調子が続けは新年早々1,500ポイントを超えて行くことが期待されます。
最後までお読みいただきありがとうございました。