こんにちは、エムケーワイです。
新型コロナウイルス新規感染者数の減少傾向が続いています。ワクチン接種も確実に進んでおり、2回接種した人数は全人口に対し50%を超えました。大変喜ばしいことです。
ただ、そのような状況下での3連休ということもあってか、今週末は街中の人出が目に見えて増えたように感じます。幹線道路の渋滞も先週までと比較してひどくなっていました。皆さんしっかりマスクをしていますが、これが新規感染者数減少の妨げにならないことを願います(私自身も外出したからこそ感じたことなので心苦しいのですが…)。
ワクチンを接種しても感染を完全に防げるわけではないので、気を緩めることなく、マスクや手指消毒等の自衛手段は継続してまいりましょう!
では、今週のビナミルク株価の報告です。
1. 9月17日の終値
9月17日(金)のビナミルク株価の終値は先週末終値と同じ86,500VNDでした。
先週金曜日に前日終値から1,300VNDの上昇を見せましたが、今週月曜日も引き続き上昇し、終値は87,200VNDとなりました。このまま上昇を続けて欲しいところでしたが好調は続かず、火曜日から下落し始めると木曜日には一時86,000VNDを割り込む場面もありました。金曜日は反発し、午前中に一時88,400VNDを記録しましたが、午後には大きく値を下げ結局前日終値比では100VNDしか上昇しませんでした。金曜日は出来高も急増しているので何か動きがあったのだと思われますが、長い上ヒゲを描いてしまったので売り方の抵抗が強かったようです。
先週株価チャートで過去の株価が安くなった要因は分かっていません。
約定日(2020年8月19日)から9月17日までの株価とVND評価額の推移をグラフにすると下図のようになります。株価は左目盛、VND評価額は右目盛です。昨年9月25日までの株価は、無償割り当てによる調整はしていません。
ビナミルク株価の週末終値は5月7日に90,000VNDを割り込んで以降、一時的に90,000VNDを超えることはあるものの、底辺に貼り付いた状態が続いています。何とか85,000VNDを下回ることなく踏みとどまっていますが、ちょっと上昇して行きそうな気配がありません。本年12月の業績は売上高の成長率が低下、経常利益、当期純利益が減益の予想なので仕方ないところでしょうか? この状況は2018年の業績に似ており、その年の株価も年始から年末にかけて下がり続けたので、この先もあまり期待できなさそうです。ただ、2022年は業績が改善する予想なので、今年は諦めて来年に期待したいと思います。これ以上損失を大きく増やすことなく来年を迎えたいものです。
日経平均、NYダウ、VN指数を含めた動きは下図のようになりました。
日経平均の週末終値は先週までの3週間で3,300円以上上昇しました。さすがに過熱感が強くなり、今週は利益確定売りに押されるのではないかと思っていましたが、予想は外れ、月曜日、火曜日と更に上昇して行きました。特に火曜日は一時30,795.78円を記録しましたが、これは2月16日の年初来高値を更新するとともに、1990年8月以来実に31年振りの高値となりました!! 水曜日以降は高値更新の達成感から値を下げましたが、それでも週末終値は30,500.05円で何とか35,000円台を維持しました。先週末終値からは118.21円上昇し、これで4週連続上昇です。 昨年10月23日終値に対するパフォーマンスも129.70%と2週連続で過去最高を更新し、完全にNYダウと勢いが入れ替わりました。この勢いの要因は、新型コロナウイルスのワクチン接種が進むとともに新規感染者数が明らかに減少に転じたこと、次期政権に対する政策期待が続いていることだと思われます。新規感染者数の減少傾向は当面継続すると思われますし、政策期待も自民党次期総裁選が17日に告示されたことを受け、一段と高まることが予想されます。果たして来週以降も上昇して行くことができるでしょうか?
9月に入って週末終値が2週連続下落となったNYダウは今週も不安定な動きでした。月曜日は上昇して34,800ドルを回復したものの、火曜日は反落して34,600ドルを割り込みました。水曜日は反発して再び34,800ドルを回復しましたが、木曜日、金曜日と続落し、週末終値は34,600ドルを割り込む34.584.88ドルとなりました。先週末終値からはわずか22.84ドルですが下落し、これで3週連続下落となりました。また、昨年10月23日終値に対するパフォーマンスは122.05%となりました。連邦公開市場委員会(FOMC)を来週に控え、週後半は買いが手控えられたようです。また、新型コロナウイルスのデルタ株への感染拡大による景気減速の兆候も見られます。しかし、一方で15日に発表された製造業指数は市場予想を上回り、強弱材料が入り乱れているので来週も予断を許さない状況が続きそうです。
VN指数は先週わずかに上昇し2週連続上昇となりました。今週月曜日も午前中は上昇し一時1,350ポイントを超えましたが、午後は下落し、先週末終値を割り込んでしまいました。火曜日も同様に午前中は上昇したものの午後は下落し、終値は1,340ポイントを下回りました。水曜日は取引開始直後に1,335ポイントを割り込む場面がありましたが、その後上昇に転じ1,345ポイントを回復しました。木曜日はほぼ変わらずでしたが、金曜日は一時1,355ポイントを超えるところまで上昇しました。最後に息切れしたものの、終値は1,352.64ポイントとなり、5週間ぶりに1,350ポイントを回復しました。 先週末終値比では7.33ポイント上昇し、先週より更に上昇幅が小さくなりましたが、これで3週連続上昇です。昨年10月23日終値に対するパフォーマンスは140.72%で、こちらも5週間ぶりに140%を超えました。外国人投資家の売り越しが続く中、利益確定売りをこなして1,350ポイントを超えたことから、再び上値を切り上げて行く可能性が出てきたように思われます。
ビナミルク株価の昨年10月23日終値に対するパフォーマンスは、先週と変わらず78.64%です。
2. 手数料込での損益
次に手数料込での損益を見てみます。
「ベトナム株を買ってみた!」で記載した通り、ビナミルク(VNM)株購入の際には税込みで1,320,000VNDの手数料がかかっています。
9月17日終値で手数料込みの損益を計算すると下表のようになります。
VND評価額、VND損益は先週と変わらずそれぞれ51,900,000VND、-7,420,000VNDです。
円換算評価額は253,272円、円換算損益は-20,228円です。VND評価額、VND損益は先週と変わらずでしたが、やや円高となりこちらは先週から1,038円減少しました。これにより円換算の損失が再び20,000円を超えてしまいました。
損益率はVNDでは12.5%のマイナス、円換算では7.4%のマイナスとなりました。
3. まとめ
今週のビナミルク株価の終値は先週末終値と同じ86,500VNDでした。一時的に上昇することがあるもののすぐに息切れしてしまい、VN指数が3週連続上昇となる中で、相変わらず弱い動きが続いています。今年の業績予想は増収(ただし成長率低下)・減益なので、今年いっぱいは好転する見込みがないかもしれません。
日経平均は今週も上昇し、週末終値は35,000円を超えました。火曜日には年初来高値を更新するとともに約31年振りの高値をつけ、週後半は達成感から値を下げましたが、新型コロナウイルスの新規感染者数は確実に減少しており、次期自民党総裁選の告示を受けて政策期待が一段と高まることが予想され、来週以降も堅調な動きが期待されます。
NYダウは今週も下落しました。下落幅は小さかったのですが、これで3週連続での下落となりました。新型コロナウイルスのデルタ株への感染拡大による景気減速が懸念され、8月と9月で状況が一変してしまいました。来週は連邦公開市場委員会(FOMC)が開催されるので、それによって流れが変わるかに注目したいと思います。
VN指数は今週もわずかながら上昇し、1,350ポイントを回復しました。これで3週連続の上昇です。外国人投資家の売り越しが続いている状況下で1,350ポイントを回復したこと、新型コロナウイルスの新規感染者数が減少に転じた兆候が出てきたことから、来週以降再び1,400ポイントを目指す動きになるかもしれません。その際は是非ビナミルク株価もいっしょに引き上げて欲しい…
最後までお読みいただきありがとうございました。